- 警視庁の警察官がどのような1日を過ごすのか気になる
- 交番勤務の実際の仕事内容を知りたい
- 夜勤やシフト制の勤務体系について詳しく理解したい
あなたの疑問や悩みを、実際に警視庁の交番を経験した元警視庁警察官の 私が解説します。
警視庁で働く警察官の勤務は日常とは異なる多忙さや緊張感があります。
特に、交番勤務は市民の安全を守るための第一線で、日勤や夜勤のシフトに分かれ常に地域社会と関わっています。
勤務内容を事前に知っておくと、警察官の仕事への理解が深まりますよね。
- 警視庁交番勤務の1日の流れ
- 夜勤や休日の過ごし方、4交替制の働き方
- 警察官の日常に関するよくある質問への回答
警視庁の警察官の1日を知ることで、警察官という職業に関する理解を深められます。
交番勤務のリアルな様子を知りたい方は、ぜひ最後まで読んでください。
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警視庁警察官(おまわりさん)の交番勤務 1日のスケジュール
朝から夜まで、警察官がどのように活動し、地域の安全を守っているのか、密着してご紹介します。
あなたが警察官採用試験に合格して、警察学校を卒業すると、まず交番勤務が必須です。
新人警察官の1日に密着し、交番勤務の具体的なスケジュールを紹介します。
警視庁は基本、単身者は警察署の寮に入るのが基本です。ここでは、単身者のケースをお伝えしますね。
【前提】警視庁の交番勤務は4交代制 警視庁以外は3交代制
警視庁は24時間体制の治安維持を実現するため、4交代制の勤務を採用しています。
4交代制は、日勤、夜勤、非番、週休で構成されるため、勤務時間がより柔軟です。
他の都道府県警では、3交代制が一般的です。
交替制勤務(三交替制)
当番、非番、日勤をサイクルとする勤務です。ただし、4週間に8日の週休日が割り振られます。
★当番
午前8時30分から翌日の午前8時30分までの勤務で、休憩が8時間あります。引用:神奈川県警察公式ホームページ
警視庁のシステムは、特に首都圏の多忙な治安維持をサポートするために採用されています。
4交代制なのは、警視庁の最大のメリットと言えますね!
1日目 第一当番(日勤)
警察官の1日の始まりは早朝からです。
多くの準備と訓練を経て、日勤業務を遂行します。
5:30 起床・朝食
寮で起床し、朝食を取ります。
朝の準備は1日の活動を支える重要な時間です。
6:15 寮を出発
寮から警察署へ向かいます。
移動の時間は余裕を持って取ります。
6:30 勤務・早朝術科訓練の準備
警察署に到着後、諸先輩方への配布書類などを準備した後、術科訓練の準備をします。
7:30 早朝術科訓練(柔道・剣道・合気道)
術科訓練は、柔道、剣道、合気道などを含み、体力と技術を向上させます。
訓練は日々の業務に必要な対応力を鍛える機会です。
早朝の術科訓練は、基本的に日勤の早朝に行います。
8:15 術科訓練終了
訓練が終わり、次の業務の準備に入ります。
シャワーを浴びて、日勤の準備をしていきますよ。
8:30 出勤・装備品の着装
制服に着替え、無線機や拳銃などの装備品を準備して装着します。
9:00 署長訓授・指示連絡
署長からの訓示を受け、警察官としての姿勢や当日の重点事項を確認します。
また、係長(警部補)から指示や連絡事項を聞きます。
指示を聞いた後は、交番へ勤務する準備をして、警察署を出発します。
10:30 交番勤務開始(非番員と交代)
交番に到着し、非番の警察官と交替します。
巡回パトロールや住民対応を開始します。
11:00 交通指導取締り・巡回連絡など
交通安全を確保するため、通学路や主要道路での指導と取り締まりを行います。
12:00 休憩・昼食
昼食は交番内で取ります。
食事の時間は限られているため、効率よく栄養補給を行います。
交番の上司や先輩によって、出前にするか、弁当にするかなど決まります。
13:00〜16:00 交通指導取締り・職務質問・110番通報対応など
午後の業務では交通指導やパトロールを行い、不審者を発見した場合には職務質問を行います。
110番通報があれば即座に対応し、迅速な行動が求められます。
110番通報がなければ、基本的に交通取り締まりやパトロール、巡回連絡をしています。
16:00 交番勤務終了(第二当番勤務員と交代)
業務を次の交番勤務員に引き継ぎ、日勤を終了します。
引き継ぎ内容は詳細に伝え、次の警察官が適切に対応できるようにします。
16:30 帰署・拾得届などの引継ぎ
署に戻り、拾得物や届け出の書類を整理し、必要な報告を行います。
17:15 退庁
業務を終えて退庁します。
退庁後は、次の勤務に備えて休息を取ります。
もし、110番通報による扱いが何もなければ、時間通りに退庁できます。若手の警察官は、17:15以降に警察署の部屋のゴミ箱にあるゴミを捨てる、先輩の切符バッグの整理などの雑務をします。
19:00 帰寮・夕食など
寮に戻り、夕食を取ります。
同僚と交流し、リラックスできる時間です。
次の勤務は午後からなので、遊びに行ったり、ランニングをすることも多かったですね。
1:00 就寝
次の日に備えて就寝します。
体力回復のためにしっかりとした睡眠を取ります。
2日目 第二当番(夜勤)
9:00 起床
夜勤に備えてゆっくりと起床します。
朝食を取り、体調を整えます。
9:30〜13:00 ランニング・昇任試験勉強・昼食
午前中はランニングで体力を維持し、その後は昇任試験に向けた勉強を行います。
昼食もこの時間帯に取ります。
巡査部長の階級になりたい人は、夜勤前の時間を勉強時間に充てていましたね。
13:15 寮を出発・勤務準備
寮を出発します。
警察署に到着すると、諸先輩方への配布書類、上司が寝る布団などを準備します。
110番で扱った事案の書類が終わっていない場合は、早めに出勤して書類作成をします。
15:00 出勤・装備品の着装・指示連絡
出勤し、夜勤の業務指示を係長から受けます。
夜間パトロールや警戒が必要な地域について共有されます。
16:00 交番勤務開始(第一当番勤務員と交替)
日勤の警察官と交替し、夜勤がスタートします。
夜間の巡回や、地域住民の安全確保に努めます。
16:30〜18:00 交通指導取締り・110番対応
夕方は交通指導を行い、道路の安全を確認します。
通報があれば現場に急行し、適切な対応をします。
18:00〜19:00 休憩・夕食
交番内で短時間の休憩を取り、夕食を取ります。
基本、麺類は食べないようにしていました。先輩はカップラーメンにお湯を入れた瞬間に110番が入り、帰ってきたら麺が伸びまくっていました。その麺を食べていましたが・・・笑
19:00〜3:00 110番対応・パトロール・立番・見張り
夜間は犯罪防止のための巡回を強化します。
不審者を発見した際は職務質問を実施し、必要な場合は更なる対応を行います。
通報があれば速やかに対応し、現場での初動活動を行います。
勤務表には1時から仮眠となっていますが、実際のところは1時から仮眠を取る人はほとんどいません。110番対応やパトロールに出ています。
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3日目 非番(夜勤明け)
3:00〜5:00 仮眠
夜勤中に短時間の仮眠を取ります。
体力を回復させるために必要な時間です。
もちろんこの時間帯に110番が入ると寝られません。また、仮眠をしていても110番が入ったら起きて現場に急行しなければなりません。
7:00 立番・見張り
早朝には立番業務を行います。
通勤や通学の時間帯に見張りを行い、交通の安全を確認します。
8:00 パトロール・110番対応
非番の朝もパトロールを実施し、110番通報が入れば現場に出動して対応します。
非番とはいえ、緊急時の対応が求められます。
早朝に、逮捕事案など書類作成が必要な事案を扱うと、非番の夕方や夜に勤務が終了することもあります。
10:30 交番勤務終了(第一当番勤務員と交替)
朝の業務を終え、次の当番である日勤の警察官に引き継ぎを行います。
11:30 帰署・指示・退庁
交番から署に戻り、業務報告や指示を受けます。
若手警察官は、ゴミ箱のゴミを捨てたりするなど、雑務が基本です。
扱っている事件の書類が終わっていなければ、残って書類を作成します。
13:00 帰寮 昼食 お風呂
寮に帰り、昼食を取ります。
出前をして、寮員と一緒に昼食を取ることが多いです。
14:00〜17:00 睡眠
午後は十分な休息を取り、次の勤務に備えて体力を回復させます。
18:00 寮当番開始
寮内での当番業務を行います。
寮での当番は、共同生活を円滑に進めるための重要な役割です。
また、寝る際も寮当番の部屋に寝て、有事に備えます。
寮当番とは、有事の際に警察署から連絡がきた場合に寮員に知らせたり、不審者がいないかなど、警戒にあたる当番です。夜に予定は入れられません。
4日目 週休(休み)
8:30 寮当番終わり・引き継ぎ
寮内での当番業務が終わり、次の担当者に引き継ぎを行います。
引き継ぎでは、必要な情報を共有して寮の運営が円滑に進むようにします。
寮当番って勤務じゃないの?と思った方もいると思いますが、勤務には当たらず、もちろん寮当番による給料は出ません。
休み
この日は完全な休暇として過ごします。
仕事から離れ、家族や友人と過ごしたり、趣味や運動などでリフレッシュをします。
休みの日はスケジュールが自由なので、警察官によって過ごし方は異なります。
休みは昇任試験に向けて勉強したり、友人と遊びに行ったりしましたね。
地域警察官(おまわりさん)の1ヶ月
このように、
第一当番(日勤)→第二当番(夜勤)→非番(夜勤明け)→週休(休み)
というローテーションを組んでいます。
また、1ヶ月で見ると以下のような勤務体制になります。
1ヶ月に1回連休があるので、旅行や遠出に行く人も多かったですね。
警察官の1日のスケジュールに関するよくある質問5つ
警察官の交番勤務は、多忙で幅広い業務が含まれます。
勤務の実態や休息の取り方について、気になる方も多いでしょう。
ここでは、よくある質問を通して警察官の勤務形態や日常生活をわかりやすく解説します。
質問①:警察官の彼氏は交番勤務だけど、忙しいの?
交番勤務で忙しいかどうかは地域や管轄によって決ます。
よって、一概に忙しい、暇とは言えません。
ただ、拘束時間は1日以上ありますし、大きな事件や扱いなど予定外に発生することが多く、勤務時間が不規則になることは確かです。
サミットなどの大きな警備がある際は、4交代制ではなく2交代制(朝からの勤務・非番の繰り返し)になることもあるので、時期によっても忙しさは変わります。
質問②:警察官の勤務形態を詳しく教えて!
警視庁の交番勤務は4交代制です。
日勤、夜勤、非番、週休
が交互に配置され、1週間のサイクルが組まれます。
この勤務体制により、24時間体制で地域の治安を維持できます。
例えば、
- 日勤は朝から夕方までの勤務
- 夜勤は夕方から翌朝
となります。
非番は夜勤明けの休息日で、公休は完全に業務から離れる休日です。
警察官はこの交代制を通じて、体力と集中力を維持しながら勤務をこなします。
質問③:警察官は休みが多いの?
警察官には非番や週休が設定されています。
非番は夜勤後の休息日にあたり、原則として勤務はありません。
公休は完全に休暇を取る日です。
事件対応や特別な状況が発生すると、予定していた休みが取り消されることもあります。
刑事課から、ガサ入れ(捜索差し押さえ)の応援が求められた際は、休みがなくなり出勤する場合もありますね。
質問④:交番の警察官の仮眠時間はどのくらい取れる?
夜勤中に交代で仮眠を取る時間が、3時間設けられていますが、仮眠の時間は110番の事案により左右されます。
事件対応や緊急事態が続くと仮眠が短くなるので、状況によります。
一睡もできないことは、日常茶飯事です。
質問⑤:交番でシャワーを浴びられる?
交番には、基本的にシャワー設備はありません。
警察署にはシャワーが設置されていますが、交番勤務の警察官は通常、仕事が終わってから寮や自宅に戻ってからシャワーを浴びます。
まとめ:警察官の1日のリアルな姿を知り、警察官の一歩を踏み出そう
警察官の1日は、交代制の中で日勤や夜勤、非番、週休を繰り返しながら、さまざまな業務に対応します。
- 警視庁は4交代制
- 日勤→夜勤→非番→週休を繰り返す
警察官の実際のスケジュールや働き方を理解することで、警察官を目指す人やその家族にとって、より具体的なイメージがつくでしょう。
警察官の1日を知り、その使命感や働き方に触れることで、警察官としての一歩を踏み出す決意が深まるかもしれません。
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