「東京で働く警察官になるため、警視庁採用試験を受けたい」
そんな夢を持っている方が、多くいらっしゃると思います。試験通過を目指して学習を進めていると思いますが、試験当日の会場や持ち物については、ついチェックを忘れがちです。
スムーズに試験を受けられるように、当日になって焦らないように、警視庁採用試験の受験場所、持ち物、服装を事前に覚えておきましょう。
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警視庁採用試験の試験会場
警視庁採用試験の試験会場は、公式ページで警視庁警察学校等、と記載されています。
試験会場は複数あるため、事前に自宅からどのくらいかかるのか、どこで乗り換えるのかなどを確認の上、実際に足を運んでおくと安心です。
自分が受ける試験会場は、受験票に記載されています。
またどの受験会場も、自動車やオートバイ、自転車の乗り入れができません。公共交通機関での移動手段を、たしかめておきましょう。
遠方から受験のために上京する場合は、試験会場近くのホテルなどを予約の上、宿泊先からのルート、移動時間の目安を調べておくと安心です。
これまでに受験した人の口コミをみてみると、警視庁警察学校、警察大学校、一般の大学などが使用されています。
警視庁採用試験は東京以外でも受けられる?
警視庁採用試験は男性警察官志望者のみ、1道17県の地元県で共同試験を受験できます。
第1次試験は地元県が実施し、第2次試験は警視庁の試験官が1道17件へ赴き実施されます。
地元県に含まれるのは、以下の1道17県です。
自宅から東京までの移動が困難な場合は、共同試験制度を活用してみましょう。
共同試験を受ける場合の注意点
共同試験で警視庁に入れる人数は、事前に決められています。
Ⅰ類の男性の場合、630名の採用予定にたいして、共同試験での合格者は60名になります。Ⅲ類の場合は、270名の採用予定に対して、共同試験枠は40名です。
仮に愛知県の場合、警視庁への採用予定人数は約5名とホームページに記載されています。このように、共同試験は採用人数が少ないため、警視庁採用試験の合格率を上げるなら、東京での受験がおすすめです。
警視庁にこだわりがなく、警察官になるのが夢という場合は、地元県を第一志望、警視庁やその他道府県を第二志望の受験も可能です。このケースでは、地元県にの試験に合格できなかった場合、試験結果が警視庁などに引き継がれ、再度選考の対象になります。
また警視庁の共同試験が1道17県に指定されているように、各都道府県によって共同試験が受けられる先が変わります。
宮城県の場合は、警視庁と埼玉県が選択可能。
神奈川県の場合は、北海道、青森県(B区分)、山形県、福岡県、長崎県及び熊本県が選択可能です。受験したい地元県が、どのような共同試験制度になっているのか、事前に確認の上、申し込み先を検討してみましょう。
警視庁採用試験の持ち物
警視庁採用試験には、持参するべき持ち物があります。忘れてしまうと、試験を受けられないケースもあるため、早めの準備・当日確認した上で、試験に臨みましょう。
持ち物1:受験票
第一次試験の10日前を目安に、メールで受験票発行のお知らせが届きます。郵送ではないため、メールチェックを忘れないようにしてください。
届いた受験票は、手元でダウンロードの上、印刷が必要です。自宅にプリンタがない場合は、コンビニプリントなどを利用して、準備を進めましょう。
受験票には4cm×3cmの証明写真を貼付します。6ヶ月以内に撮影した上半身、正面向き、無帽の写真を用意し、写真の裏面に氏名を記入の上、受験票に貼り付けておきましょう。
写真の氏名は、証明写真が剥がれてしまった時のために記載します。のりでにじんでしまうような水性ボールペンではなく、油性のマーカーやボールペン、鉛筆で記名し、インクが乾いてから貼るのがおすすめです。
持ち物2:筆記用具
筆記用具として鉛筆(HB3本以上)またはシャープペンシル、黒ボールペン、消しゴムを用意しましょう。
持ち物3:昼食
警視庁採用試験は、午前8時20分から午前9時00分までに受付し、終了は午後6時00分が目安となります。試験会場では昼食を購入できないため、持参の上、受験しましょう。万が一忘れてしまうと、午後の集中力が切れてしまう恐れがあります。
昼食はお弁当でも、コンビニなどで購入したものでも構いません。匂いが強い食品(ハンバーガーや揚げ物、肉まんなど)は避ける、ゴミを持ち帰りやすい食べ物を選ぶ、といった配慮を心がけましょう。
コンビニで購入する場合、マイバッグではなくレジ袋に入れてもらうと、ゴミを片付けやすく便利です。
持ち物4:資格経歴等を証明する書類
受験申し込みの際に申請したスポーツや語学、情報処理などの資格、経歴について、それぞれ証明できる書類(原本とコピー)が必要です。コピーだけを持ってきてしまった、というミスをしないように、原本とセットにして準備しましょう。
試験会場では、証明書類のコピーはできません。コピーの後日持参は認められていないため、かならず事前にコピーを済ませておいてください。
当日のコピーは、寝坊して時間がギリギリになる、コンビニなどのコピー機が長時間使用されている、壊れている、といった恐れがあるため、絶対に避けましょう。
その他試験会場での注意点
試験会場の敷地内に入ったら、携帯電話やスマホの電源を切ります。試験中は携帯電話、スマートフォンはもちろん、卓上時計、腕時計型などのウェアラブル端末は使用できません。
試験会場によっては、部屋に時計がありません。普段は携帯やスマホで時間を確認している、という人も、試験時は腕時計を用意しておきましょう。
その他にも、コロナの時期には電子体温計や体温チェック表が必要になったり、マスク着用が必須だったり、その時によって持ち物が変わる可能性があります。受験票が届いたら、しっかり内容を確認して、忘れ物がないようにしましょう。
受験時の服装は指定されている?
警視庁採用試験の1次試験は、教養試験と論文試験です。そのため、特に服装の指定はありません。学生服やスーツなどの正装でも良いですし、私服で参加しても構いません。
とはいえ、警察官という職業の試験ですので、結果に関係ないとはいえ、ジャージやサンダル、派手な色や柄の服は避けた方が賢明です。
常識の範囲で、動きやすい私服の方がリラックスできる、スーツを着ると気持ちが引き締まるなど、自分のモチベーションをアップできる服装を選びましょう。
2次試験は面接と体力検査があるため、スーツで参加し、着替えにTシャツ、ショートパンツを持参します。
武道場など裸足で体力テストを行う場合、靴は必要ありません、と通知されます。体育館などで行う場合は、体育館シューズが持ち物に指定されますので、履き慣れた運動しやすい靴を持参しましょう。
まとめ
警視庁採用試験は、東京都内および1道17県の共同試験会場で受験できます。警視庁で申し込むのか、共同試験を選ぶのか選択の上、試験に臨みましょう。
受験する会場は、受験票に記載されています。受験票が届いたら、間違いのないように場所と交通機関をたしかめておきましょう。
当日までに持ち物の準備を整えたら、あとは全力を出し切るのみです。
学んできた時間、努力を信じて、合格を目指しましょう。
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