
警察官採用試験の合格に特化したオンラインスクール「警志塾」を運営している安齋です!
警察官になりたいと考えている人の中で、必ず目にするものが「警察学校」です。警察官を目指しているのであれば、警察学校が何なのかを理解し、適切に対策しておくことが大切です。
警察学校で良いスタートを切れるかどうかは、その後の警察官としてのキャリアにも繋がります。
今回は、警察学校の概要や入る方法、入るまでにやっておくべきことなどを警視庁OBが解説します。この記事を読むことで、警察学校について網羅でき、不安を無くした状態で警察学校へ入れるでしょう。
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警察学校とは?


警察学校とは、警察官を育成するための職業訓練学校のことです。学校となっていますが、高校や大学などとは様々な面で違いがあります。
例えば、警察学校は都道府県警察が運営する教育機関であり、職務の一環として入校しています。また、通常の警察官と同様の給料やボーナスが支給されるのも警察学校の特徴です。
警察学校には、警察官採用試験に合格した全員が入校します。採用区分によって異なりますが、大体6〜10ヵ月間ほど入校した後に警察官として各部署へ配属されます。警察学校の入校年齢は都道府県によって様々ですが、18歳から30歳程度の人までとなっていることがほとんどです。



警察学校は警察官採用試験に合格した全員が通う職業訓練学校です!
警察学校で学ぶ内容
警察学校で学ぶ内容としては、以下の表を参考にしてください。
科目 | 警察官のみが対象 | 警察官・警察行政職員共通 |
---|---|---|
一般教養 | 国語 | 職務倫理、OA実習 |
法学 | 刑法、刑事訴訟法 | 憲法、行政法 |
警察実務 | 組織犯罪対策 | 地域警察、交通警察、警察、刑事警察、生活安全警察、警務一般、その他実務知識 |
術科 | 教練、柔道、剣道、合気道、逮捕術、拳銃操法※一部選択 | 体育、警察礼式 |
その他 | 警察署での実務修習(現場実習) | 各種行事 |
警察学校で学ぶ内容は、警察行政職員と共通している内容も多いです。警察官のみが対象となるのは、刑法に関する法律や術科などが挙げられます。これらは、現場で活動する警察官が最低限の知識や技術として身に付けておかなければいけないものです。
また、警察学校だけで学ぶのではなく、一定期間は実際に警察署で働く実務修習も行われます。実際の現場で働く経験を得ることで、配属後の働くイメージを付けやすくなるでしょう。



警察学校では、現場に出ても最低限働ける力を全員が身に付けられます!
警察学校に入る期間
警察学校に入る期間は、6〜10ヵ月程度です。基本的には、高卒・短大区分が6か月、大卒区分が10ヵ月とされています。
しかし、都道府県によっても若干期間が異なるため、気になる方は以下の表を参考にしてください。
都道府県 | 区分 | 入校期間 | 参考URL |
---|---|---|---|
警視庁 | Ⅰ類(大学卒程度) | 6か月間 | 警視庁公式サイト |
Ⅲ類(高校卒程度) | 10か月間 | ||
長野県 | 大卒 | 6か月 | 長野県警察 採用サイト |
高卒・短大・専門卒等 | 10か月 | ||
埼玉県 | Ⅰ類 | 6か月 | 埼玉県警察 |
Ⅱ・Ⅲ類 | 10か月 | ||
富山県 | A区分(大学卒) | 6か月(初任科教養) | 富山県警察 採用サイト |
B区分(大学卒以外) | 10か月(初任科教養) | ||
千葉県 | 警察官(A区分) | 6か月 | 千葉県警察 |
警察官(B区分) | 10か月 | ||
福井県 | 短期課程(大卒) | 初任科:6か月、初任補修科:2か月 | 福井県警察 |
長期課程(大卒以外) | 初任科:10か月、初任補修科:3か月 | ||
石川県 | A採用(大学卒業程度) | 初任科教養:6か月 | 石川県警察本部 |
B採用(大学卒業程度以外) | 初任科教養:10か月 | ||
岐阜県 | A区分(大学卒) | 初任科教養:6か月 | 岐阜県警察 |
B区分(大学卒以外) | 初任科教養:10か月 | ||
群馬県 | 大卒 | 6か月 | 群馬県警察 |
高卒・短大・専門卒等 | 10か月 | ||
鹿児島県 | 大卒 | 6か月 | 鹿児島県警察 |
高卒・短大・専門卒等 | 10か月 |
都道府県によっては、警察学校の入校期間を含めた詳細を公に公表していない場合があります。なぜなら、都道府県警察本部によって情報公開の方針にばらつきがあるからです。
自分が希望する都道府県警察の情報を知りたい方は、希望先の現役警察官や警察官OBの方に話を聞くか、直接問い合わせることをおすすめします。



上記の表は、公式ホームページに明確な記載があった都道府県のみを記載しています!
警察学校の1日のスケジュール
警察学校では、1日の中で座学や術科など様々な指導が行われます。警察学校での生活をイメージするためにも、1日のスケジュールを事前に理解しておくことが大切です。
警察学校の1日のスケジュール例は、以下を参考にしてください。
起床
点呼・清掃
朝食
ホームルーム
1時限目(座学:法律や警察実務に関する講義)
2時限目(教練:警察礼式部隊や行動訓練)
昼食・休憩
3時限目(術科訓練:柔道・剣道・合気道など)
4時限目(術科訓練:拳銃訓練・実務訓練など)
5時限目(体育訓練・軽スポーツ大会など)
終業
夕食
入浴・自習・自主トレーニング・自由時間など
点呼
消灯
警察学校では、交番勤務のような警察官とは異なり、日勤業務扱いとなります。そのため、17:15には終業となり、それ以降は自由時間として行動することが可能です。
また、日勤業務扱いのため授業は平日のみで、土日祝日は休日となります。各警察学校で定められた届出を提出することで、外出や外泊も可能です。



警察学校はルールや時間が厳しく定められています!
警察学校で学費は必要?


警察学校で学ぶために、学費は必要ありません。なぜなら、警察学校は警察官としての職業訓練学校であり、仕事の一環として学ぶ場所だからです。
ただ、授業で使用する参考書代や食費は実費となるため注意しましょう。
参考:警察学校に関するよくある質問|Q&A|長野県警察 採用サイト
食費に関しては、毎月支給される給料の中から引かれた上で給料が支給されます。
また、入校中に警察学校内で飲食物を購入する際には、現金が必要となるため最低限の現金は持参するのがおすすめです。



多額の現金を持ち歩くのはトラブルのもとにもなるため、1〜2万円程度だけを持参することをおすすめします!
警察学校の種類


警察学校は、警察官としての基礎的な訓練を受けるものだけではありません。警察学校の種類は、大きく分けて以下の3つに分けられます。
区分 | 概要 | 対象者 | 活用状況 | 参考URL |
---|---|---|---|---|
都道府県警察学校 | 各都道府県警察が設置する教育施設で、新任警察官の初任教養や現任警察官の専門的な教育を実施 | 新任警察官、現任警察官 | 採用後の基礎訓練や職務に必要な専門知識・技術の向上のために活用 | 警察庁:警察白書(第7章 警察活動の支え) |
管区警察学校 | 警察庁の地方機関である管区警察局に設置された教育で、主に中堅幹部(警部補・監察部長)の昇任者や専門的な知識・技術を修得するための教育を実施 | 巡査部長、警部補などの昇任者専門知識、技能を必要とする警察官 | 昇任時の教育や、高度な専門知識・技能の修得のために活用 | 関東管区警察学校 |
警察大学校 | 警察庁に設置された最高位の教育訓練施設で、上級幹部に対して必要な知識、技能、指導能力及び管理能力を修得させるための教育を行うほか、警察業務に関する研究を実施 | キャリア採用の警察官警部以上の幹部警察官 | 幹部警察官の高度な教育・研修のために活用 | 警察大学校について |
警察学校は、対象者や活用状況によって様々な種類に分けられています。
ただ、これから警察官を目指す方は、各都道府県の警察学校についてのみ理解していれば問題ありません。管区警察学校や警察大学校は、警察官として働く中で自然と理解できるようになるでしょう。



何となく3種類あるということを理解していれば問題ありません!
警察学校に入る方法


警察学校に入る方法としては「警察官採用試験に合格する」しかありません。警察官採用試験とは、警察官として働く基礎能力があるかを判断するための試験であり、各都道府県が実施しています。
警察官を目指す方は、警察官採用試験を受験する前に以下の2つを確認しておきましょう。
- 警察官採用試験の受験資格
- 警察官採用試験の概要
警察官採用試験は、受験資格を満たしていなければ受験できません。受験できたとしても、様々な試験を突破しなければ合格できないため、あらかじめ対策しておくことが大切です。



警察官採用試験の倍率は5〜10倍程度と非常に高いです!
警察官採用試験の受験資格
警察官採用試験の受験資格は、以下の表を参考にしてください。(警視庁の場合)
Ⅰ類(大学卒業程度) | 平成2年4月2日以降に生まれた人で大学(学校教育法による大学(短期大学を除く。))を卒業又は令和8年3月までに卒業見込みの人 | |
---|---|---|
平成2年4月2日から平成16年4月1日までに生まれた人で大学卒業程度の学力を有する人 | ||
Ⅲ類(高校卒業程度) | 第1回 | 平成2年4月2日以降に生まれた人で高校(学校教育法による高等学校)を卒業した人 |
平成2年4月2日から平成20年4月1日までに生まれた人で高校卒業程度の学力を有する人 | ||
第2回 | 平成2年4月2日以降に生まれた人で高校(学校教育法による高等学校)を卒業又は令和8年3月までに卒業見込みの人 | |
平成2年4月2日から平成20年4月1日までに生まれた人で高校卒業程度の学力を有する人 |
次のいずれかに該当する人は、受験できません。
1 日本の国籍を有しない人
2 禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わるまで又はその執行を受けることがなくなるまでの人
3 東京都職員として懲戒免職の処分を受け、当該処分の日から2年を経過しない人
4 日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し、又はこれに加入した人
5 平成11年改正前の民法の規定による準禁治産の宣告を受けている人(心神耗弱を原因とするもの以外)
引用:採用案内(警察官) | 採用情報 | 令和7年度警視庁採用サイト
年齢要件に合致していても、注意書きに該当している場合は警察官採用試験を受験できません。そのため、受験する前によく読んで自分が受験資格を満たしているか確認しておくことが大切です。



受験資格は各都道府県によっても異なるため必ず確認しておきましょう!
警察官採用試験の概要
警察官採用試験は、以下のような形で行われます。(警視庁の場合)
試験回数 | 概要 | 内容 |
---|---|---|
第1次試験 | 筆記試験 | 教養試験や論(作)文試験など |
第2次試験 | 面接試験 | 試験官による質問形式での試験 |
身体検査 | 警察官としての職務執行上、支障のある疾患の有無等について検査 | |
体力検査 | 職務執行上必要な体力の有無について検査 | |
適性検査 | 警察官の適性を図るための記述式検査 |
警視庁の警察官採用試験では、第1次試験で筆記試験が行われます。第1次試験に合格すれば、第2次試験で面接試験や体力検査などを受験でき、合格すれば警察官として採用されます。
試験内容や種類に関しては、各都道府県によって異なるため注意が必要です。例えば、面接試験1つをとっても、個人面接なのか集団面接なのかなども異なるため、事前に確認しておくことが大切です。



試験情報は各都道府県の公式サイトで掲載されています!
警察学校に入るまでにやっておくべきこと


警察学校に入るまでにやっておくべきことは、以下の3つです。
- 警察官として役立つ資格取得
- 訓練を耐え抜く身体作り
- 各警察学校で指示された内容の対策
以上を警察学校に入るまでにやっておくことで、警察学校に入ってからの座学や訓練に集中しやすくなります。警察官として早く一人前になりたい方は、事前準備をしっかりと行っておきましょう。



事前準備をしておくことで、他の同期よりも1歩リードできます!
警察官として役立つ資格取得
警察学校に入るまでの時間で、警察官として役立つ資格を取得しておくことをおすすめします。警察官として役立つ資格は、以下の4つです。
- TOEIC470点以上
- 実用英語技能検定2級以上
- ITパスポート
- 日商簿記3級・2級
上記以外にも、語学資格やIT関連資格は様々な面で役立ちます。警察学校に入校した後は、警察学校で学ぶ内容で精一杯となってしまうため、事前に取得できる資格は取得しておくのがおすすめです。



取得できるに越したことはありませんが、取得できなくても問題はありません!
訓練を耐え抜く身体作り
警察学校に入るまでの期間で、訓練を耐え抜く身体作りをしておくのがおすすめです。具体的には、以下のようなトレーニングを積んでおきましょう。
- 懸垂
- 腕立て伏せ
- 腹筋
- ランニング
警察学校の訓練は非常に厳しく、体力が無い状態ではついていくだけで精一杯です。体力に余裕があれば訓練内容にも集中しやすくなり、より濃い訓練ができるでしょう。



十分すぎるほど身体作りをすることが大切です!
各警察学校で指示された内容の対策
警察学校に入るまでの期間で、各警察学校で指示された内容の対策をしておきましょう。警察学校によっては、入校までに暗記しなければいけないものがあります。
例えば「警察法2条」や「警察職員の職務倫理及び服務に関する規則」などは、警察官として働く上で必ず理解しておかなければいけない法律です。
このような法律は事前に暗記するように言われることもあるため、各都道府県で指示された内容は必ず対策しておきましょう。



どんな内容を指示されるかは警察学校によって異なります!
警察学校に関するよくある質問


警察学校に関するよくある質問をまとめたので、気になる方は確認してみてください。
- 寮生活でスマホは使用できますか?
-
警察学校では、平日の昼間は勤務時間となるため基本的にスマホは使用できません。その他の時間や自由時間は、ルールに基づいて使用できます。
- 男女で警察学校は違うんですか?
-
男女でも警察学校は一緒です。実施する訓練内容も一緒であり、男女で何かが変わるということはありません。もちろん、寮生活の部屋は男女別となるため安心してください。
- 運動部に所属していなかったのですが大丈夫ですか?
-
警察学校では、座学や実務だけでなく体力錬成も行います。また、訓練を重ねるうちに自然と体力や筋力を身に付けられるため心配ありません。



警察学校に関する疑問は、入校前に確認しておきましょう!
警察学校について詳しく知りたい方は「警志塾」へ


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