警視庁警察官になるメリット10選!元警視庁警察官が実体験に基づいて解説

この記事で解決するあなたの悩み
  • 警視庁の警察官になるメリットを知りたい。
  • 他の県警では経験できない仕事や環境について理解したい。
  • 警視庁の警察官としての働き方や生活について具体的に知りたい。

警視庁は、日本の首都・東京を管轄する特別な警察機関であり、他の道府県警察にはない独自のメリットがあります。

例えば、国家的な行事の警備や、国際的な事件への対応、さらに充実した福利厚生やキャリアパスなど、多岐にわたる特徴があります。

そこで、元警視庁警察官である私が、実際の経験をもとに「警視庁の警察官になるメリット」を10項目にわたって詳しく解説します。

この記事でわかること
  • 警視庁でしか経験できない仕事内容や役割
  • 交番の4交代制や給料など、他県警にはないメリット
  • 女性警察官や福利厚生、研修制度などの充実ぶり

本記事は警視庁の警察官になることで得られる環境や、キャリアパスの全体像がつかめます。

ぜひ最後までお読みいただき、警視庁警察官としての未来像を具体的にイメージしてみてください。

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目次

警視庁の警察官になるメリット10選

警視庁の警察官になるメリット10選をお伝えします。

私が警視庁警察官になって、実際に感じたことをベースにお伝えしていきます。

メリット1:警視庁にしかできない仕事がある

警視庁 警察官になるメリット
引用:警視庁公式ホームページ

警視庁にしかできない仕事が数多くあることがメリットです。

例えば、以下のようなものがあります。

  • SP
  • 各国の大使館の警備
  • 総理官邸や国会などの国の機関の警備
  • 国内外の要人の警護
  • サミットなどの大規模な警備

東京には国の機関が数多くあるので、警備関連は警視庁にしかできない仕事ですね。

メリット2:努力・成果次第で自分がやりたい仕事ができる可能性が高い

希望や適性、能力に応じて、自分が進みたい分野に進められます。

例えば、以下のような分野があります。

  • 刑事さんになり泥棒や薬物犯などの事件捜査をする
  • 生活安全課で少年係になって少年犯罪に携わる
  • 白バイで交通違反者を捕まえる
  • SPになり、要人などの警護をする
  • 交通捜査に入り、人身事故の対応をする

最初は全員交番のおまわりさんになりますが、成果や努力に応じて自分が進みたい分野に進めますね。

メリット3:年収が他の道府県警察より高い

年収は、全国で高いことが特徴です。

実際に、初任給について見ていきましょう。

警視庁の初任給

警視庁 県警 違い
引用:警視庁公式ホームページ

神奈川県警察の初任給

警視庁 警察官になるメリット
引用:神奈川県警察公式ホームページ

大阪府警察の初任給

警視庁 警察官になるメリット
引用:大阪府警察公式ホームページ

沖縄県警察の初任給

警視庁 警察官になるメリット
引用:沖縄県警察公式ホームページ
項目初任給(大卒)
警視庁269,500円
神奈川県警察263,200円
大阪府警察256,804円
沖縄県警察224,600円

見ていただいたらわかるように、警視庁の初任給が高いことがわかりますよね。

メリット4:交番が4交代制

警視庁は全国で唯一の4交代制です。

4交代制とは、このようなサイクルになっています。

警視庁 県警 違い
引用:警視庁公式ホームページ

反面、警視庁以外の県警は3交代制です。

警視庁 県警 違い
引用:三重県警察公式ホームページ

警視庁の4交代制は、以下のようなメリットがあるのでご紹介します。

  • 泊まりの時間が他道府県警察よりも短い
  • 泊まりの回数が少ないため、3交代制よりも体力的に余裕が出る
  • 連休が必ずあり、帰省も可能
  • 午後から泊まり勤務なので、朝はゆっくりできる

特に、個人的には泊まり勤務の前に、朝にゆっくりできることが最大のメリットだと感じました。

泊まり勤務では15時出勤なので、午前中はランニングや自己研鑽が可能です。

その反面、県警では8時半出勤で、そこから24時間以上の勤務となります。

警視庁の方が、体の負担が少ないことがわかりますよね。

メリット5:女性も大活躍できる仕事内容や制度が豊富

警視庁 警察官になるメリット
引用:警視庁公式ホームページ

警視庁は、女性が大活躍できる制度が整っていることがメリットと言えます。

例えば、以下のようなメリットです。

  • 女性職員にあらゆるポストへ配置
    女性が被害となる性犯罪や、児童虐待事案の捜査、災害現場等で地域住民に寄り添った支援など、女性警察官には欠かせない存在
  • 所属長等への積極的登用
    生活安全部長、広報課長、月島警察署長などへの登用
  • 再採用制度の導入
    育児等の理由により警視庁警察官を辞職した者を採用する、再採用制度を導入

DJポリスなどで一時期有名になった、機動隊の広報係では女性が多かったですね。

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メリット6:福利厚生に恵まれている

警視庁 警察官になるメリット
引用:警視庁公式ホームページ

警視庁以外の警察官にも言えますが、警察官は福利厚生に恵まれています。

福利厚生①:家族住宅がある

警視庁 警察官になるメリット
引用:警視庁公式ホームページ

場所にもよりますが、東京の2LDKは20万円〜30万円台です。

しかし、警視庁の家族住宅だと、10万円以下で借りられます。

先輩が2LDKの家族住宅に住んでいましたが、8万円台で借りていましたね。

家族寮は綺麗なところもありますが、ボロい家族寮もあります。

人気の家族寮は抽選で決まることも珍しくないです。

福利厚生②:休暇制度の充実

警視庁 警察官になるメリット
引用:警視庁公式ホームページ

休暇は積極的に取るように言われています。

夏季特別休暇や夏季休暇は12日間もあるので、石垣島に家族旅行をしていた上司もいましたね。

福利厚生③:福利厚生施設が充実している

警視庁 警察官になるメリット
引用:警視庁公式ホームページ

警視庁の警察官は、警察共済組合直営の「ホテルグランドアーク半蔵門」で、結婚式を挙げることが多いです。

なぜなら、割引があるからです。

このような福利厚生施設を、割引を使いながら利用できます。

私も実際に、熱海にある福利厚生施設の温泉施設に、一泊2,000円ほどで宿泊しました。晩御飯・朝食付きで温泉も入れて、最高でしたね。

メリット7:研修制度が豊富でスキルを獲得できる

警視庁 警察官になるメリット
引用:警視庁公式ホームページ

警視庁は研修制度が豊富で、自分の興味があるスキルを獲得できます。

例えば、以下のような研修制度があります。

警視庁 警察官になるメリット
引用:警視庁公式ホームページ

機動隊は、大型バスなどを運転する必要があることから、大型免許取得講習がありました。

自費ではなく公費で大型免許を取れるため、人気のある講習でしたね。

メリット8:全国各地から集まるので知見が広がる

警視庁 警察官になるメリット
引用:警視庁公式ホームページ

全国各地から東京に集まっているので、例えば以下のように知見が広がります。

  • 沖縄の地元の人しか知らないスポット
  • 北海道で地元の人しか知らない美味しい定食屋
  • 山梨のほったらかし温泉

これらは、実際に各地方出身者の警察官から聞き、私が実際に行った場所です。

警視庁の出身地方別人数を見ると、東京都は全体の25%(4人に1人)です。

北は北海道、南は沖縄まで地方出身者がいます。

これは警視庁ならではの、メリットと言えますね。

連休の休みを利用して、北海道出身の同期と一緒に札幌へ弾丸旅行したこともありました。全国各地の美味しいものや有名な場所もわかるようになってきます。

メリット9:国家的な行事の警備ができる

警視庁 警察官になるメリット
引用:警視庁公式ホームページ

東京は国家的な行事があるので、その警備に従事する機会が多くあります。

最近では、2020東京オリンピックの警備などがありましたよね。

国家的な行事の警備の仕事は、なかなか経験できないことで本当に楽しかったですね。

メリット10:都会・田舎で働ける環境がある

警視庁 警察官になるメリット
引用:警視庁公式ホームページ

警視庁は歌舞伎町などの日本一忙しい場所もありながら、小笠原諸島などの自然豊かな島々も管轄しています。

また、奥多摩の方では山や川の自然が豊富で、都心にはない魅力を感じられます。

「都会は飽きてきたから、島で勤務したいなぁ〜」

と思うかもしれません。

その場合でも、田舎での勤務が可能なところがいいですね。

島での駐在所勤務を希望したい場合は、島勤務の希望調査で希望をすると、島勤務ができる可能性がありますよ。

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警視庁の警察官になるメリットに関するよくある質問2選

それでは、警視庁の警察官になるメリットに関するよくある質問に答えていきます。

質問①:警視庁の部署ごとの仕事はどのようなものがあるの?

警視庁 警察官になるメリット
引用:警視庁公式ホームページ

警視庁は首都警察であることから、仕事内容は様々あります。

例えば、以下のとおりです。

地域課

警視庁 警察官になるメリット
引用:警視庁公式ホームページ

地域課では、交番や駐在所で地域住民への相談対応や通報への対応、パトロールや巡回を通じた犯罪抑止活動を行います。

交番勤務は警察官のキャリアのスタート地点として重要です。

刑事課

警視庁 警察官になるメリット
引用:警視庁公式ホームページ

刑事課では、殺人や強盗、窃盗などの事件捜査を担当し、証拠収集や聞き込み、容疑者の取り調べを行います。

それぞれの事件ごとに専門分野が分かれています。

交通課

警視庁 警察官になるメリット
引用:警視庁公式ホームページ

交通課は、交通事故現場での対応や原因調査、飲酒運転や速度違反などの交通違反の取り締まり、交通安全指導を担当します。

白バイ隊員などが活躍する現場です。

生活安全課

警視庁 警察官になるメリット
引用:警視庁公式ホームページ

生活安全課は、ストーカーやDV、児童虐待といった問題への対応、少年非行防止活動や地域での防犯啓発を行います。

地域住民との接点が多い部署です。

努力・成果次第で、自分が希望する仕事ができる可能性は高いですよ。

質問②:警視庁の警察行政職(警察事務)はきついの?

警察行政職(警察事務)は、もちろんきついこともあります。

しかし、警察を運営するうえで欠かせない存在となっています。

警察行政職の仕事内容について詳しいことを知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

まとめ:警視庁警察官になればメリットはたくさんある!

この記事のまとめ
  • 警視庁警察官になるとさまざまなメリットがある
  • 特に、給料や交番の4交代制は魅力的
  • 警視庁警察官になるためには、対策が必要

警視庁の警察官になるメリットはいかがでしたか?

おさらいしましょう。

警視庁の警察官になるメリット10選
  • 警視庁にしかできない仕事がある
  • 努力・成果次第で自分がやりたい仕事ができる可能性が高い
  • 年収が他の道府県警察より高い
  • 交番が4交代制
  • 女性も大活躍できる仕事内容や制度が豊富
  • 福利厚生に恵まれている
  • 研修制度が豊富でスキルを獲得できる
  • 全国各地から集まるので知見が広がる
  • 国家的な行事の警備ができる
  • 都会にも田舎にも従事できる

他の県警にはない、警視庁のメリットがわかりましたよね。

警視庁の警察官採用試験に合格すると、これらのメリットを受けられます。

まずは、採用試験に合格できるよう、警視庁特化の対策をしていきましょう。

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