令和6年度最新版|警視庁警察官の給与は高い?貰える手当や他の自治体との差も紹介

警視庁警察官の給与アイキャッチ

人々の安全を守る仕事として、多くの人が憧れる警察官。

「誰かのために役立ちたい」という思いから志望したとしても、給与面は気になりますよね。特に警視庁勤務の警察官は、高い物価や生活費がかかる東京都内で働くため、どのくらい稼げるのか知っておきたい方も多いのではないでしょうか。

本記事では、警視庁警察官の給与について、貰える手当や、他の自治体との比較まで徹底解説します。

警視庁警察官の仕事に興味がある方や、安定した将来設計を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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警視庁に勤める警察官の給与はいくら?

警視庁に勤める警察官の給与はいくら?

令和6年度警視庁採用サイト」によると、警視庁で働く警察官の初任給は、以下のように記載されています。

警視庁の初任給(令和6年度)
  • Ⅰ類採用者:269,500円
  • Ⅲ類採用者:232,000円

上記の初任給は、令和6年1月1日現在の給料月額に、東京都の地域手当(20%)が加算された金額です。

ここで、愛知県と大阪府が発表している初任給と比較してみましょう。警視庁は愛知県・大阪府の警察官と比べ、初任給が高く設定されていることがわかります。

愛知県大阪府
大卒:242,700円
高卒:205,200円
大卒:239,922円
高卒:205,153円

警視庁に限らず、どの自治体の警察官になったとしても、合格した試験区分によって給与が異なります。

Ⅰ類は大卒もしくは大卒程度の学力を有する人、Ⅱ類は短大・専門学校卒もしくは同程度の学力を有する方、Ⅲ類は高卒もしくは高卒程度の学力を有する方が受験可能です。

警視庁では近年、Ⅱ類試験の実施は少なくなってきています。他の自治体の試験区分では、Ⅰ類をA、Ⅲ類をBと記載している場合があるため注意しましょう。

平均基本給月額(月収)

総務省が発表した「令和4年地方公務員給与の実態」をもとに、警察職の平均給与月額(給料 + 扶養手当 + 地域手当)をご紹介します。

警察職の平均給与月額
  • 東京都(警視庁): 400,895円
  • 全地方公共団体:365,996円

警視庁の給与は、全国的に見ても高く設定されていることがわかります。しかし一点だけ注意しておきたいのが、年齢・階級が高い警察官から新人警察官まで、全警察官の月額平均値だということです。

警察職との比較として、他業種の公務員はどの程度の平均給与なのか、以下にまとめました。

他業種の平均給与月額(地方公務員)
  • 一般行政職:386,564円
  • 高等学校教育職: 431,702円
  • 小・中学校教育職: 411,896円
  • 消防職:351,809円

上記の金額は、すべて東京都の給与月額平均値です。同じ公安職である消防職と比べると、警察職の給与は高めになっています。

警察官が貰える手当一覧

警察官が基本給以外で貰える手当を、以下にまとめました。

スクロールできます
扶養手当扶養する家族がいる場合に支給。
地域手当居住地域の物価高を補填するために支給。地域によって割合が異なる。東京都は20%と最も高い。
住居手当職員が借家に住んでいる場合に支給。地域によって、受け取る条件(年齢・家賃)が異なる。
通勤手当自宅が職場から2km以上離れていると支給。
単身赴任手当単身赴任の場合に、基礎額+距離に応じた額が支給。
超過勤務手当正規の勤務時間を超えて勤務をした際に支給。いわゆる残業手当。
休日給週休日に出勤した場合に支給。
宿日直手当常直勤務(泊まり込み)をした際に支給。
管理職員特別勤務手当管理職員が、緊急事態等で臨時に出勤した際に支給。
特別調整額階級に応じて一定額支給。
特殊勤務手当次の業務を行った際に支給。
犯罪予防・捜査・警ら・犯罪鑑識・交通捜査取締・死体取扱・看守・緊急走行・警備艇運航・通信指令・特殊危険物質危険区域内作業・潜水・航空・爆発物処理作業・特殊危険物質処理作業・災害応急・身辺警護・海外犯罪情報収集・銃器等犯罪捜査・夜間特殊業務・水上警戒業務・防疫等業務。
特地勤務手当等離島等、著しく生活が不便である土地に勤務する場合に支給。
寒冷地手当頻繁な積雪が予想される地域に居住している場合に支給。
夜勤手当夜間勤務をする際に、給料とは別に支給。
期末手当年に2回支給。いわゆるボーナス。
勤勉手当勤務功績に応じ、年に2回支給。
派遣手当災害派遣等、国から派遣要請があった際に支給。

他の自治体との平均額給与月額を比較

他の自治体との平均額給与月額を比較

先ほどもご紹介したとおり、警視庁(東京都)の平均給与月額は 400,895円です。それを踏まえ、比較的平均給与月額が高い「政令指定都市」と警視庁を比較していきます。

政令指定都市平均給与月額
札幌市318,070円
仙台市350,824円
さいたま市377,028円
千葉市373,783円
横浜市372,506円
川崎市384,639円
相模原市355,710円
新潟市345,304円
静岡市349,442円
浜松市349,462円
名古屋市371,689円
京都市363,684円
大阪市375,946円
堺市357,228円
神戸市378,290円
岡山市363,174円
広島市353,033円
北九州市370,427円
福岡市353,296円
熊本市330,865円

上記の通り、警視庁の平均給与月額は、どの政令指定都市と比べても高額に設定されています。

まとめ

警視庁に勤める警察官は、Ⅰ類採用者は259,300円、Ⅲ類採用者は221,800円と、初任給の時点で給与が高めに設定されています。平均給与も、他の自治体と比べて高めです。

本記事で紹介した情報を参考に、あなた自身のキャリアプランを明確に描いてみてはいかがでしょうか。

最後に、警視庁は毎年多くの受験者が募るほど人気が高く、簡単には合格できません。警視庁で働く夢を叶えるためにも、試験対策は怠らないようにしましょう。

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この記事を書いた人

2015年5月:警視庁警察学校入校
2015年11月:警察学校を卒業し、三田警察署に配属
2017年4月〜11月:合気道指導員研修
2018年3月:警視庁警備部機動隊 異動
2020年3月:警視庁を退職

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