警視庁の面接で聞かれる質問&回答例30選|面接カードの重要性や対策法を警視庁OBが解説 

安齋

警察官採用試験の合格に特化したオンラインスクール「警志塾」を運営している安齋です!

警視庁の面接試験を突破するためには、想定される質問や意図、回答例などを事前に理解しておくことが大切です。これらを理解した上で対策できるかどうかで、面接官へ与える印象も180度異なります。

また、面接カードの重要性や正しい対策手順を理解しておくことで、初めて警視庁の面接試験を受験する方でも、正しい対策ができるでしょう。

今回は、警視庁の面接で聞かれる質問&回答例30選や面接カードの重要性や対策手順などを解説します。この記事を参考にすることで、警視庁の面接試験対策を効率的に進められ、他の受験者とも差をつけやすくなるでしょう。

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目次

警視庁の面接試験概要

警視庁の面接試験は二次試験で実施されており、受験者の人物像や警察官としての適性を評価されています。二次試験は、一次試験の約1ヶ月後に行われるのが通例です。

警視庁の面接試験概要は、以下の表を参考にしてください。

面接形式個人面接
実施時期一次試験から約1ヶ月後
試験時間約30分程度
面接官の人数3名
配点非公開
参考:採用案内(警察官) | 採用情報 | 令和7年度警視庁採用サイト

警視庁の面接試験は、個人面接で約30分程度と一般的な面接試験と比較しても試験時間が長いのが特徴です。面接試験前には、面接カードと呼ばれる調査票に志望動機や長所などを記載します。

面接官に好印象を与えるためには、質問に対する回答を用意するだけでなく、面接試験でのマナーやどんな点を評価されているかを理解しておくことも大切です。

また「一次試験終了後に面接試験対策を始めよう」と考える方もいますが、それだと十分な対策ができません。面接試験対策では、基礎にどれだけ時間をかけられたかも非常に重要となるため、一次試験の数ヶ月前から少しずつ対策しておくのがおすすめです。

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面接試験はスーツが基本ですが、体力試験も実施されるため運動着も忘れずに持参しましょう!

面接カードの概要とメモに書くべき内容

警視庁の面接では、面接試験前に面接カードを記入します。面接カードには、受験者の経歴や職歴を含めた個人情報に加え、志望動機や自己PRなどを記入するのが特徴です。

記入時間は30分しかないため、様々な情報を事前に考えた上でメモを持っていくのがおすすめです。また、スマホの使用は禁止されているため、紙にメモしたりプリントアウトしたメモを持参しましょう。

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続いては、面接カード対策のメモに書くべき内容を項目別に紹介します!

基本情報

  • 氏名、郵便番号、住所
  • 学歴(出身校の名前、住所、連絡先)
  • 職歴(職務経験がある場合、勤務先の名前、住所、連絡先)
  • 保有資格(資格の名称や取得日、資格を認定している機関も記載)
  • バイク、自動車免許の有無(車やバイクを保有している場合、車種やナンバー)
  • 家族構成(家族の氏名、年齢、生年月日、住所を記載します。の勤務先や兄弟の通学先情報も必要です。勤務先や通学先、親の単身赴任先、実家に住んでいない兄弟の住所も忘れずにメモしておきましょう)
  • 親戚関係(祖父母や兄弟の配偶者、その子どもなど、4親等内までの情報が必要です、氏名や年齢、生年月日、住所を調べておきましょう)・健康状態(既往歴がある場合は、現在の状態を記載)

賞罰や経歴

  • 部活やサークルの活動内容(部活動やサークル名、年数、担当教師名など)
  • 部活動等での表彰歴や受賞歴
  • 過去の交通違反歴、犯罪歴
  • 停学や退学などの処分歴
  • これまでのスポーツ歴(経験年数、段位、級など)
  • ゼミでの活動内容(ゼミの名前、担当教官の名前など)
  • アルバイト歴(アルバイト先の名称、担当業種、勤務期間、住所、電話番号など)
  • ボランティア活動の有無(経験がある場合は、活動団体の名前や住所、電話番号、活動年数など)
  • 警視庁採用試験の受験歴・合否(受験回数、受験した日付など)
  • その他採用試験について(採用試験を受けている企業、試験があれば記載)

その他

  • 長所、短所(なぜ長所なのか、短所なのか、という理由も記載)
  • 警視庁を目指した志望動機(警察官との交流や体験など具体的な理由を記載)
  • 配属を希望する部署(部署名と希望している理由を記載)
  • 自己PR(忍耐力や体力、協調性などに関連する内容が良い)
  • 趣味と特技(趣味や特技、はじめた理由など)
  • 読書(好きな本や読書量を記載)
  • 個人HPやブログ、SNS(URLやアカウントや活用方法を記載)
  • 興味を持っていること(今現在興味があること、取り組みたいことを記載)
  • これまでに取り組んできたこと(経歴以外の部分で、取り組んできたことがあれば)
安齋

面接カードの記載内容は非公開のため、過去の受験者からの情報をもとに作成しています!

警視庁の面接官が評価しているポイント

面接試験で好印象を与えるためには、面接官が評価しているポイントを理解した上で、警察官として相応しい振る舞いや回答をすることが大切です。警視庁の面接官が評価しているポイントとしては、以下のようなものが挙げられます。

警視庁の面接官が評価しているポイント
  • 警視庁の警察官になりたいという明確な動機
  • 地域社会に貢献したいという意識
  • ストレス耐性や精神的な強さ
  • チームワークや協調性
  • 責任感や誠実性
  • 簡潔に物事を伝える能力

面接では、これらの内容を評価するために様々な質問が問われます。志望動機や自己PR、長所・短所などで迷った時は、これらに当てはまるような経験をもとに作成するのがおすすめです。

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ここに挙げた以外でも、警察官として活かせる能力であることを説明できれば問題ありません!

警視庁の面接で聞かれる質問&回答例30選

警視庁の面接で聞かれる質問としては、以下2つに分類されます。

警視庁の面接で聞かれる質問の種類
  • 警察官に関する質問
  • 受験者自身に関する質問

警視庁の面接対策では、以上どちらかを対策できていれば良いわけではありません。自己分析を徹底した上で、警視庁についても調査しておくことで面接でのスムーズなやり取りが可能です。

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続いては、警視庁の面接で聞かれやすい質問とそれに対する回答を、30個厳選して紹介します!

警察官に関する質問15選

警察官に関する質問としては、以下の15個が挙げられます。

警察官に関する質問の意図としては、警視庁を目指す熱意の度合いや警視庁に入ってからのイメージができているかなどが見られています。特に、警視庁でなければいけない理由が深堀される可能性が高いため、志望動機に関連する内容を重点的に確認しておきましょう。

警察官を志望する理由を教えてください

警察官という職業に対して、単なる憧れや安定志向ではなく、理解と覚悟の深さを確認するための質問です。

【回答例】
私は「地域の安全を守る存在になりたい」と思い、警察官を志望しました。学生時代に地元で発生した通り魔事件をきっかけに、誰かの不安や恐怖を取り除く仕事に強い関心を持つようになりました。当時、事件の対応にあたっていた警察官の姿を目の当たりにし、その冷静さや迅速な行動に深く感銘を受けました。自分自身も、地域社会に貢献していきたいと感じた経験から、警察官を志望しています。

【回答のポイント】
自分の経験や価値観と「警察官という職業」がどう結びついているかを示すことが重要です。抽象的な表現ではなく、具体的なエピソードを交えて話すことで、説得力のある回答になります。

地方警察ではなく警視庁を選んだ理由は何ですか?

単に知名度や規模で選んだのではなく、警視庁の特徴や業務内容を理解した上で、自分の適性や志望理由と照らし合わせているかを確認するための質問です。

【回答例】
私は、より多様で専門性の高い警察活動に携われる環境に魅力を感じ、警視庁を志望しました。警視庁には犯罪捜査やテロ対策、サイバー犯罪など日本で最も幅広い業務があると考えているため、自分の強みを活かせると考えたからです。大学時代には法律ゼミで犯罪被害者支援を研究しており、将来的には被害者対応や少年非行対策など、社会的に意義のある分野に関わりたいという思いがあります。そうした取り組みが特に充実しているのが警視庁でした。以上のことから、専門知識を活かして都民の安心と安全に貢献できる警察官になりたいと考え、警視庁を志望しました。

【回答のポイント】
「警視庁にしかない特徴」と「自分の目指す警察官像」がしっかり結びついているかがポイントです。警視庁の業務内容や取り組みに触れた上で、自分の志向や経験とどう合っているかを伝えましょう。

警察官になってからやりたい仕事はありますか?

警察官としての将来像が明確に描けているかどうかや職務への理解や意欲がどの程度あるかを確認するための質問です。

【回答例】
私は将来的に、少年非行の防止や立ち直り支援に関わる仕事がしたいと考えています。若い世代が犯罪に巻き込まれるニュースを目にするたび、未然に防ぐ仕組みの重要性を感じるようになったからです。大学時代に、ボランティアで家庭環境に課題を抱える子どもたちと関わる中で「誰かが寄り添えば道を踏み外さずに済む」と実感しました。一人でも多くの少年が正しい道に戻れるような支援に関わり、社会に貢献できる警察官を目指したいと考えています。

【回答のポイント】
警察官になることを目的としているのではなく、警察官になった後の具体的な将来像があることを伝えるのがポイントです。ただ、理想を語るだけでなく、現場経験を積むことの大切さも理解していることを伝えることで、説得力を持たせられるでしょう。

警視庁の魅力を教えてください

警視庁についてどれほど理解し、関心を持っているかを確認するための質問です。自分自身の価値観や目標と照らし合わせて、警視庁にしかない魅力を説明できるかが評価のポイントです。

【回答例】
私が感じる警視庁の魅力は、日本最大の警察組織として多様な分野で活躍できる機会があることです。交番勤務だけでなく、機動隊やサイバー対策、テロ対策、少年非行対策など、幅広い業務を経験できる可能性があると考えています。将来的に、テロ対策関連の仕事に関わりたいと考えており、自分の目指す方向性と一致していると感じました。それ以外にも、幅広い経験を積みながら専門性を高められる警視庁の環境は、警察官として成長する上で大きな魅力だと考えています。

【回答のポイント】
警視庁にしかない魅力を具体的に挙げ、自分の将来像とどう結びついているかを示すことが大切です。具体的な分野への言及に加え、受験者としての視点も添えることで好印象を与えられます。

いつ頃から警察官になりたいと思っていましたか?

警察官という職業に対する志望の強さと一貫性を確認するための質問です。思いつきや曖昧な動機ではなく、本気度と将来性を見極めようとしています。

【回答例】
私は高校生の頃から、警察官になりたいと強く意識するようになりました。理由としては、通学中に見かけた交番勤務の警察官が、地域の人に親しまれながら防犯活動をしている姿に憧れを持ったからです。その警察官は、通学路で毎朝子どもたちに挨拶をしており、事件や事故だけでなく「日常を守る仕事」でもあることに気づかされました。その経験がきっかけで、警察官を目指す気持ちが明確になり、今でもその想いは変わっていません。

【回答のポイント】
志望の原点を、自分の経験と結びつけて話すことが重要です。いつ・どこで・何がきっかけだったのかを具体的に語ることが大切です。また、成長する中でその想いがどう深まっていったのかまで触れると、より一貫性と本気度が伝わります。

警察官になることを家族は何と言っていますか?

受験者が警察官という職業の厳しさやリスクを理解した上で、それを家族と共有しているかどうかを確認するための質問です。警察官の仕事は危険や不規則な勤務が伴うため、家族の理解や支えがあるかどうかも職務継続において重要な要素として見られています。

【回答例】
私の家族は、警察官という道を尊重し、応援してくれています。危険な面がある仕事だからこそ、覚悟を持って挑む姿勢を大切にしてほしいと言われています。母は当初、夜勤や事件対応の不安を口にしていましたが、私の本気度を伝えると「命を大切に、全力で頑張って」と背中を押してくれました。今では家族全員が理解を示し、精神面でも支えてくれる存在になっています。

【回答のポイント】
「家族に応援されている」だけでなく、警察官という職業の大変さを共有した上での理解や対話があったことを示すのが効果的です。単なる同意ではなく、「心配もあったが、本気度を伝えたことで納得してくれた」といったエピソードを交えることで、自分の覚悟と人間関係の誠実さを同時にアピールできます。

昨年は警視庁を受験しましたか?

受験者の志望度の高さと継続的な努力の有無を確認するための質問です。前年度に受験していれば、その後どのような努力を重ねて再挑戦しているかが問われます。一方、今回が初受験であっても「なぜ今年受けるのか」を明確に説明できれば問題ありません。

【回答例】
昨年も警視庁を受験しましたが、不合格でした。理由としては、面接で自分の考えをうまく伝えきれず、準備不足だったことが原因だと考えられます。今年はその経験を活かし、模擬面接を週3回行い、自分の強みや志望動機を明確に伝えられるように練習を重ねてきました。昨年の悔しさをバネに、今年こそ必ず合格したいという強い覚悟で臨んでいます。

【回答のポイント】
重要なのは、昨年不合格だった経験からどう改善し、どう努力したかを具体的に語ることです。再挑戦の理由を前向きに伝えることで、粘り強さや成長意欲が評価されます。初受験の場合も「なぜ今年受ける決意をしたのか」を論理的に話すことが大切です。

今回不合格だった場合、来年も受験しますか?

警視庁に対する志望度の高さや本気度を見極めるための質問です。合格が保証されていなくても挑戦を続ける覚悟があるかどうかや目標に対して粘り強く努力できる人物かどうかを確認しています。

【回答例】
今回不合格だったとしても、来年も必ず再挑戦します。私は警視庁の警察官になることを人生の目標としており、一度の結果で諦めるつもりはありません。実際に、今回の受験に向けて筆記対策や模擬面接、体力強化などを継続的に行ってきました。その中で「警察官になりたい」という気持ちはますます強くなっています。たとえ結果が思うようにいかなくても、課題を見つけて克服し、何度でも挑戦する覚悟があります。

【回答のポイント】
「失敗しても諦めない姿勢」と「継続的な努力への覚悟」を示すことがポイントです。ただ「来年も受けます」と答えるだけでは弱いため、警察官という職業に対する熱意と、挑戦し続ける意志を具体的な行動とともに伝えることが説得力に繋がります。

併願状況を教えてください

警視庁に対する志望度の高さと併願先を確認するための質問です。他の選択肢があっても、なぜ警視庁に強く惹かれているのかを説明できるかが問われています。

【回答例】
警視庁以外には、〇〇県警察と〇〇県警察を受験しています。ただ、第一志望は警視庁です。第一志望の理由として、警視庁は多様な経験を通じて成長できる環境であり、自分の目的にも合致していると考えているからです。例えば、サイバー犯罪でも他の地域と比べて複雑な犯罪が起きやすいと考えており、これまでに培ってきた知識や経験を活かせると考えています。併願先も真剣に考えていますが、最も力を入れて準備をしてきたのは警視庁であり、入庁できれば全力で職務に励む覚悟があります。

【回答のポイント】
併願先を正直に伝えつつ「それでも警視庁を第一志望にしている」という強い意志を明確に示すことが重要です。他の警察を受けているからといって不利になることはありませんが、警視庁でなければいけない理由がないと評価が下がる可能性があるため注意しましょう。

警察官になるためにどんな努力をしましたか?

目標に向かって主体的に行動できる人物かどうかや継続力のある人物かどうかを確認するための質問です。

【回答例】
私は警察官になるために、筆記試験対策と体力強化、そして面接練習に重点を置いて努力してきました。警察官は知識・体力・人間力のすべてが求められる仕事であり、バランスよく準備することが不可欠だと考えたからです。具体的には、毎朝のランニングと筋力トレーニングを習慣にしながら、週に数回の模擬面接を継続し、苦手な分野は独学だけでなく予備校も活用して克服しました。継続的に目標に向かって努力する力は、警察官になってからも様々な場面で活かされると考えています。

【回答のポイント】
「何を、なぜ、どのように取り組んだのか」が明確であることで、説得力と本気度が伝わります。また、数字を用いて具体的に説明することで、説得力のある回答にも繋がるでしょう。

警察学校は厳しいですが乗り切れそうですか?

警察学校の厳しさを理解した上で、乗り越える覚悟と準備ができているかを確認するための質問です。

【回答例】
厳しい環境だと理解していますが、自分は乗り越えられると考えています。なぜなら、警察学校は警察官になるための教育機関ということだけでなく、人間としても成長できる大切な期間だと思っているからです。また、現在は毎朝のランニングや筋力トレーニングを欠かさず続けています。そのため、体力的にも厳しい環境にも順応する準備はできています。大変なこともあると思いますが、警察官としての基礎を学ぶ重要な期間として、前向きに努力し続ける覚悟です。

【回答のポイント】
警察学校の厳しさに対して現実的な理解があり、乗り越えるために現時点でどんな対策をしているかを具体的に伝えることがポイントです。根拠のない自信ではなく、実際に行っている準備や過去の経験を交えて回答しましょう。

警察官に求められる能力はどんなものだと思いますか?

警察官への理解度と受験者が適性に合っているかどうかを客観的に考えられているかを確認するための質問です。

【回答例】
私は、警察官に最も求められるのは「冷静な判断力」だと思います。現場では突発的な状況や緊迫した場面に直面することが多く、感情に流されずに正しい判断ができる力が必要だと感じるからです。例えば交通事故現場や事件の初動対応では、被害者の保護や通報、現場の安全確保など、瞬時に優先順位を判断して行動しなければなりません。だからこそ、冷静に状況を見極めて行動する判断力を磨き続け、信頼される警察官を目指したいと考えています。

【回答のポイント】
警察官としてどのような能力が求められるかを挙げた上で、なぜそれが必要なのかを具体的に伝えることがポイントです。自分の経験や価値観と繋げられれば、より説得力のある回答になります。

警視庁に対して要望はありますか?

警視庁に対してどのような視点を持ち、どのような期待や関心を抱いているかを確認するための質問です。また、組織に対して不満ではなく前向きな提案として要望を述べられるかどうかも見られています。

【回答例】
要望というより提案になりますが、地域住民との交流機会をさらに増やせる取り組みがあれば嬉しいです。警察官は「市民に信頼される存在」であることが大切だと思っており、日常的な接点があるほど安心感が増すと感じているからです。例えば地域の防犯教室や交通安全教室のような活動が良いのではと考えています。今後、市民と近い距離で信頼関係を築ける機会があれば、私も積極的に参加したいです。

【回答のポイント】
不満を述べるのではなく、警視庁の活動をより良くするための建設的な視点で答えることがポイントです。組織の方針を尊重しながら、自分自身がどのように関わりたいかも含めて提案すると、意欲と理解力の両面をアピールできます。

警察官の不祥事についてどう考えていますか?

警察官の前に、公務員の立場や社会的責任の重さをどれだけ自覚しているかを確認するための質問です。

【回答例】
警察官の不祥事は、市民からの信頼を大きく損なう重大な問題であり、決してあってはならないと考えています。警察官は市民からの信頼が最も重要であり、信頼があるからこそ、現場での職務も成り立っているからです。私自身、ニュースで不祥事を見た際に強い失望を感じたことがあります。同時に、警察官一人一人の行動が組織全体の評価に繋がることを実感しました。私が警察官になった際には、常に高い倫理観と責任感を持ち、信頼される行動を心掛けたいと考えています。

【回答のポイント】
感情的に非難するのではなく、公務員としての責任と社会的影響を理解した上で、自分がどう行動すべきかまで答えることが大切です。不祥事の存在を正面から受け止めつつ、どんな意識や考え方を持つべきかまで伝えましょう。

最近気になったニュースはありますか?

社会に対する関心の高さや警察官としての視点を持っているかを確認するための質問です。

【回答例】
最近では、高齢ドライバーによる交通事故のニュースが気になりました。交通事故は誰にでも起こりうる身近な問題であり、高齢化社会が進む中で、予防策や制度のあり方が課題だと感じたからです。報道で80代のドライバーがブレーキとアクセルを踏み間違えて歩行者に接触した事故を見て、高齢者自身の運転判断だけでなく、周囲の支援や交通インフラの工夫も必要だと考えさせられました。警察官としても、事故の未然防止に向けた啓発活動や地域との連携がますます重要になると感じています。

【回答のポイント】
ニュースの内容そのものよりも、ニュースをどう受け止め、どのような意識に繋げているかを伝えることが大切です。単なる感想にとどまらず、自分の将来像や問題意識と結びつけることで、社会性と思考力をアピールできます。

受験者自身に関する質問15選

受験者自身に関する質問としては、以下の15個が挙げられます。

受験者自身に関する質問の意図としては、警察官の適性があるかや受験者が自分自身について理解できているかを見ています。また、受験者自身に関する内容だけでなく、当日の様子や友人に関する内容なども聞かれることを理解しておきましょう。

昨日はどこに宿泊し、どうやって試験会場まで来ましたか?

試験日前日・当日の行動から受験者の事前準備や時間管理能力、慎重さを確認するための質問です。

【回答例】
昨日は試験会場近くのビジネスホテルに宿泊し、今朝は徒歩で会場に向かいました。交通トラブルなどの不測の事態に備えて、事前に現地近くに宿泊することで、安心して試験に臨めると考えたからです。前日は、実際に現地を下見し、ホテルから会場までの道のりや所要時間も確認しておきました。今朝は1時間以上余裕を持って出発しました。万全の状態で試験に臨むために、計画的な準備を心掛けて行動しました。

【回答のポイント】
単なる宿泊先や移動手段の報告ではなく、どうしてその選択をしたのかという計画性の根拠を明確に伝えることが重要です。早めの行動や現地確認といった具体的な準備内容を示すことで、責任感や段取り力・自己管理能力をアピールできます。

自己PRをしてください

受験者が自分の強みを客観的に理解し、警察官という仕事にどう活かせるかを説明できるかどうかを確認するための質問です。

【回答例】
私の強みは、状況に応じて冷静に行動できる判断力です。警察官には、現場で瞬時に正しい判断を求められる場面が多いため、この力が役立つと考えています。大学時代に所属していたサッカー部では、副主将としてプレー中のトラブル時に冷静に状況を整理し、メンバーに的確な指示を出す経験を何度もしてきました。この経験で培った冷静な判断力を、将来は警察官としての現場対応や地域の安全確保に活かしていきたいと考えています。

【回答のポイント】
自分の強みが「警察官としてどう役立つのか」を論理的に伝えることが重要です。過去の具体的な経験をもとに説明し、警察業務との接点を持たせることで説得力が増します。

長所と短所を教えてください

自己理解の深さや成長しようとする姿勢があるかどうかを確認するための質問です。

【回答例】
私の長所は、責任感が強く最後までやり抜く力があることです。また、短所は一人で抱え込みすぎるところです。どんなに時間がかかっても、自分が引き受けたことは必ず完遂しようと努めてきました。責任感が強いあまり、人に頼ることをためらってしまうことがありました。例えば、アルバイト先ではバイトリーダーとして、どうしたら業務が円滑に進むかを考え、行動していました。しかし、一人で課題を抱え込んだことにより、自分自身の業務効率が落ちてしまったこともあったため、現在は状況を見て早めに相談するよう心掛けています。警察官としても、任務に対して責任を持って行動できる力として活かし、迷った時は早めに相談しながら業務を進めていきたいです。

【回答のポイント】
長所は警察官としてどう活かせるか、短所はどう克服しようとしているかをセットで話すことが重要です。長所は過信せず謙虚に伝え、短所は改善の意思と具体的な努力を示すことで、自己理解と成長意欲のある人物像を印象付けられるでしょう。

趣味・特技を教えてください

休日の過ごし方やストレスとの向き合い方、その活動を通じて得た経験や性格的特徴が警察官としてどう活かせそうかなどを確認するための質問です。

【回答例】
私の趣味は、ランニングをすることです。毎朝のランニングを2年以上続けており、自分で決めたことをコツコツ積み重ねるのが得意です。体調が悪くない限りは雨の日でも5km以上走ることを習慣にしており、途中で投げ出さずやり遂げる力が身に付きました。趣味のランニングから得られた継続力は、警察官として訓練や現場での地道な努力にも活かせると考えています。

【回答のポイント】
趣味・特技を通じて得た力や性格的な強みを、警察官の仕事にどう活かせるかを説明するのがポイントです。このような伝え方ができれば、自己理解と職業意識の高さを同時にアピールできます。

学生時代に頑張ったことを教えてください

これまでどのように努力してきたかやその姿勢、価値観、課題への向き合い方を確認するための質問です。

【回答例】
私が学生時代に頑張ったことは、アルバイト先での新人教育です。人に教えることが得意ではなかった私にとって、責任ある立場を任されたことは大きな挑戦だったからです。最初はうまく伝えられず悩みましたが、マニュアルを自作したり、相手の理解度に応じて言葉を工夫したりしました。結果的に、半年後には新人スタッフから「わかりやすかった」と言ってもらえるようになりました。この経験を通じて得た「相手の立場で考える力」は、警察官としての説明力や住民対応にも活かせると感じています。

【回答のポイント】
努力した内容と同時に「なぜ頑張れたのか」や「そこから何を学んだのか」を自分の言葉で伝えることが重要です。また、学生時代の経験と警察官の業務の接点に触れると説得力を持たせやすくなります。

集団生活の経験はありますか?

警察学校での寮生活やチームでの業務に適応できる協調性があるかを確認するための質問です。

【回答例】
大学時代にサッカー部の合宿所で1年間、共同生活をしていた経験があります。生活リズムや価値観の違う仲間と過ごす中で、思いやりやルールを守る意識の大切さを学びました。当番制での清掃や炊事、門限の管理などをみんなで協力して行っていました。特に、先輩後輩との人間関係には気を配り、挨拶や報連相を徹底していました。この経験を通じて得た協調性や責任感は、警察学校での生活や警察業務にも必ず活かせると考えています。

【回答のポイント】
集団生活の経験があることに加え、集団生活を通じて何を学び、どのように振る舞ったかまで伝えることが重要です。集団生活の経験がなくても、集団で何かしらの行動を行ったエピソードを話すことで十分説得力を持たせられます。

何か資格を持っていますか?

警察官としての業務に役立つスキルや意欲をどのように備えているかを確認するための質問です。

【回答例】
私は、昨年英検2級を取得しました。外国人観光客や在留者と接する機会の多い警視庁の警察官には、英語での基本的なコミュニケーション能力が求められる場面もあると考えたからです。過去に駅で外国人に道を尋ねられた際、英語で落ち着いて案内できた経験があり、言語スキルの必要性を実感しました。今後も英語力をさらに伸ばし、警察官として多様な人々に対応できる力を身に付けていきたいと考えています。

【回答のポイント】
取得した資格の有無だけでなく、資格を取得した理由や警察官としてどう活かせるのかを伝えることが重要です。たとえ国家資格や難関資格でなくても、学びに対する主体性や警察官としての将来を見据えた姿勢が評価されています。

どうしても欲しいものがある時どうしますか?

受験者の価値観や自己抑制力、判断力を確認するための質問です。ルールや社会規範を守った上で、合理的に行動できる人物かどうかや衝動的・短絡的な行動をしないかを見極めようとしています。

【回答例】
どうしても欲しいものがある時は、必要性や優先順位を考えた上で計画的に手に入れるようにしています。感情に任せて行動するのではなく、自分の状況を考慮した判断をすることが大切だと考えているからです。実際、大学時代に欲しかったカメラがありましたが、まずは学費や生活費を優先し、半年間アルバイトを続けて貯金してから購入しました。欲しい気持ちをすぐに満たすのではなく、自分を律して正しい手段で手に入れることが、社会人として必要な姿勢だと思います。

【回答のポイント】
自分の欲求をどのようにコントロールしているかに加え、どんな価値観や判断軸を持っているかを具体的に示すことが大切です。警察官は公務員としての規律が求められるため、自己抑制ができる理由を明確に伝えることで、信頼性や職業適性が高く評価されます。

読書をする習慣はありますか?

知的好奇心や自己研鑽の姿勢を持っているかどうかを確認するための質問です。

【回答例】
はい、読書は週に1冊程度のペースで続けており、日常の習慣になっています。本を読むことで自分の考えを整理したり、新しい視点を得たりできるからです。最近では『警察官の仕事と正義』(※例)という本を読み、現場の対応における判断力や倫理観の重要性を改めて実感しました。今後も読書を通じて、警察官として必要な判断力や自己理解を深めていきたいと考えています。

【回答のポイント】
読書の有無そのものよりも、本のジャンルや学びを具体的に語れるかが重要です。趣味としてではなく、知識や思考力を高める手段として活用していることを伝えると、学習意欲や成長意識のある人物として好印象に繋がります。

新聞は読みますか?

社会全体の動きや時事問題に関心を持ち、日常的に情報収集をしているかを確認するための質問です。

【回答例】
はい、新聞は毎日スマートフォンのアプリで主要なニュースを読むようにしています。なぜなら、社会の動きや犯罪の傾向、災害・防犯などの情報は、警察官を目指す上で欠かせないと考えているからです。最近では、高齢者の特殊詐欺被害に関する記事を読み、現場の警察官が地域住民にどのような声掛けをしているかを知ることができました。今後も新聞を通じて、警察官として必要な時事的な感覚や知識を継続的に身に付けたいと考えています。

【回答のポイント】
新聞を読んでいる目的や何を得ているのかを具体的に伝えることが重要です。紙の新聞でなくても、ニュースアプリやデジタル版でも問題ありません。新聞以外でも、信頼できる情報筋から時事問題に関心を持っていることをアピールすることが大切です。

犯罪者に遭遇した時どう対処しますか?

冷静に状況を判断し、適切に対処する力があるかを確認するための質問です。突発的な状況でも感情的にならず、法と手順に基づいて行動できるかどうかを評価しています。

【回答例】
犯罪者に遭遇した際には、まず自分と周囲の安全を確保しつつ、冷静に通報・通告を行うことを優先します。警察官は状況に応じて臨機応変に対応しなければなりませんが、感情に流されず法に基づいて行動することが大前提だと考えているからです。例えば凶器を持っている可能性がある場合は無理に取り押さえようとせず、安全な距離を保って周囲の人を避難誘導し、すぐに応援を要請します。いかなる状況でも落ち着いて優先順位を考え、安全と法の両面から的確に対処できる警察官を目指したいです。

【回答のポイント】
感情的な対応ではなく、冷静さと判断力をもって、状況に応じた適切な対応ができることをアピールするのが重要です。また「犯人を取り押さえること」よりも「市民の安全」や「応援要請」など、状況の優先度を見極めた行動を意識して答えると、対応力の高さが評価されます。

親友と呼べる友人はいますか?

対人関係の築き方や人間性、信頼関係を大切にする姿勢があるかどうかを確認するための質問です。

【回答例】
私には、学生時代から10年以上付き合いのある親友がいます。お互いに支え合い、率直な意見を言い合える関係で、信頼できる存在です。私が進路に悩んでいた時期に、警察官という選択肢を真剣に後押ししてくれたのもその親友で、今でも何かあれば相談しています。信頼関係を築ける人間関係を大切にしてきたことは、警察官として仲間と協力する場面でも必ず活かせると考えています。

【回答のポイント】
親友の有無よりも、その関係から何を学び、自分の人格形成にどう影響しているかを伝えることが重要です。人間関係の回答だけでなく、警察官の業務にも通じる人間力をアピールするのがおすすめです。

今現在、苦手な人はいますか?

対人関係における対応力や協調性、苦手な相手とも適切に関わる柔軟さがあるかを確認するための質問です。

【回答例】
正直に言うと、自分と考え方が極端に違う人には少し苦手意識を感じることがあります。意見がすれ違う時に感情的にならず話し合うことが難しいと感じることがあるからです。大学のグループ活動でも、価値観の違うメンバーとぶつかることがありましたが、その時は相手の立場に立って話を聞くよう意識したことで、結果的に良い関係を築けるようになりました。今後も、苦手意識がある相手でも冷静に向き合い、相手を理解しようとする姿勢を大切にしていきたいと考えています。

【回答のポイント】
苦手な人は誰にでもいるため、苦手な人がいないと答えるよりも、どう向き合っているかを伝えることが大切です。警察官として働く中で、市民や同僚、上司にも苦手意識を感じる場面は必ずあるため、改善に取り組む姿勢を具体的に示すことで好印象を与えられます。

ボランティア活動に参加したことはありますか?

他者や地域社会との関わりに対してどれだけ関心を持ち、主体的に行動してきたかを確認するための質問です。

【回答例】
地元で開催された子ども食堂のボランティアに参加したことがあります。地域の安全や安心は、日々の小さな取り組みから築かれると感じ、何か自分にできることをしたいと思ったことが参加した理由です。子ども食堂では、配膳や後片付けを担当しながら、地域の親子とコミュニケーションを取ることの大切さを実感し、見守る目の重要性を学びました。警察官になってからも、地域と関わり続ける姿勢を大切にし、信頼される存在を目指したいです。

【回答のポイント】
活動に参加した理由だけでなく、ボランティアの内容や学びを伝えることが大切です。ボランティア経験が地域貢献や人との接し方にどう結びついたかを示すことで、人物像に深みが生まれるでしょう。

最後に聞いておきたいことはありますか?

警察全体や警視庁に対して、どれだけ主体的な関心や理解を持っているかを確認するための質問です。

【回答例】
一つお伺いしたいのですが、警察学校での訓練の中で特に重要視される資質は何でしょうか。入校後も努力を継続するために、今のうちから意識すべき点を明確にしておきたいと思っています。体力や規律といった基本はもちろんですが、精神面や協調性など、実際の現場で重視されているポイントを事前に知っておきたいと思いました。いただいたアドバイスを参考にしながら、警察官としてふさわしい姿勢を今後も磨いていきたいと考えています。

【回答のポイント】
「特にありません」で終えるよりも、前向きな姿勢や学ぶ意欲が伝わる質問を準備しておくことが重要です。ただし待遇や休日などの「条件面」ばかりを聞くと印象が悪くなることがあるため、警察官としての成長に関わる内容を中心に質問すると好印象を与えられます。

警視庁の面接でおすすめの対策法

警視庁の面接試験の確率を高めるためには、どれだけ有効な対策ができたかが重要です。

警視庁の面接でおすすめの対策法としては、以下の5つが挙げられます。

警視庁の面接でおすすめの対策法
  • 質問に対する回答を用意しておく
  • 警視庁の分析を徹底する
  • 面接時のマナーを理解する
  • 自分に適した練習方法で対策する
  • 最低でも週2〜3回の模擬面接を行う

間違った対策方法やマナーで練習していても、効果的な対策はできません。また、いかに実践形式で対策できるかも重要となるため、おすすめの対策法について事前に確認しておきましょう。

安齋

おすすめの対策法を知っているかいないかで、面接対策の効率が大幅に異なります!

質問に対する回答を用意しておく

警視庁の面接でおすすめの対策法として、質問に対する回答を用意しておくことが挙げられます。面接試験では、ある程度パターン化された定番の質問が多く出題されます。

例えば、志望動機や自己PRはほぼ確実に質問されるため、自分なりの回答を用意しておくことでスムーズなやりとりが可能です。警視庁の面接では、当日にどうやって来たかや地方警察との違いなども質問されやすいです。

聞かれやすい質問を事前に理解していれば、面接試験で回答に困る心配がありません。予想外の質問が来たとしても、自己分析や警視庁のリサーチができていれば、その場で回答を考えても説得力を持たせられる可能性が高いです。

警視庁の分析を徹底する

警視庁の面接でおすすめの対策法として、警視庁の分析を徹底することが挙げられます。警視庁に入りたいなら警視庁のことを調べておくことは当然です。

加えて、警視庁の面接では「他の都道府県ではなく警視庁を選んだのはなぜか?」という質問をされます。そのため、警視庁の組織や取り組みについて事前にしっかりと調べておくことが非常に重要です。

警視庁は、全国の警察組織の中でも最大規模を誇り、多様な分野で専門的な活動を行っています。警視庁の特徴を踏まえた上で、自分の目指す方向性とどう結びつくのかを説明できると、説得力が格段に上がります。

面接時のマナーを理解する

警視庁の面接でおすすめの対策法として、面接時のマナーを理解することが挙げられます。

面接では、話す内容と同じくらい「態度」や「マナー」が重視されます。これは、警察官の仕事が市民と直接かかわるものが多く、組織としても「礼儀」「規律」重んじているからです。

最初に、面接時のマナーで抑えておくべき点は、清潔感のある服装と身だしなみです。服装と身だしなみのポイントとしては、以下の表を参考にしてください。

スクロールできます
項目男性のポイント女性のポイント
服装黒・紺・グレーのスーツ、無地が基本。シャツは白が無難。黒・紺・グレーのスーツ。パンツorスカートどちらでもOK。シャツは白や淡色系。
ネクタイ派手すぎないシンプルな柄や色。基本不要。ただし首元が開きすぎないデザインのシャツを選ぶ。
髪型短めで整えられた髪型。耳・額が見えると好印象。明るすぎない色でまとめ、顔に髪がかからないようにする。
メイク・ひげひげは必ず剃る。眉毛も清潔感のある形に整える。ナチュラルなメイクにする。派手な色やつけまつ毛、濃いチークはNG。
アクセサリー時計以外は基本的に着用しない。(指輪・ネックレス等は外す)アクセサリーは最小限にする。(ピアス・ネックレスは基本外す)
黒の革靴。汚れや傷がないように事前に磨いておく。黒・ベージュなど落ち着いた色のパンプス。ヒールは低めで歩きやすいもの。
カバンA4が入るビジネスバッグ。リュックやカジュアルバッグは避ける。男性同様にA4が入るシンプルなバッグ。装飾の多いデザインは避ける。

また、服装や身だしなみだけでなく入退室時の所作も重要です。ノックの回数やドアの開閉、挨拶、着席のタイミングなども意識しましょう。

こうしたマナーは一朝一夕では身に付かないため、模擬面接などで対策しておくことが重要です。本番さながらの模擬面接を繰り返し行い、面接試験でも100%の力を発揮できるように準備しておきましょう。

自分に適した練習方法で対策する

警視庁の面接でおすすめの対策法として、自分に適した練習方法で対策することが挙げられます。模擬面接の練習方法は、以下の3つです。

模擬面接の練習方法
  • 自宅で練習する
  • 家族や知人に質問してもらう
  • 面接対応のプロに相談する

練習方法によって、メリットデメリットが異なります。何を重要視して対策したいかによって、適切な練習方法が異なるため、それぞれの特徴を確認しておきましょう。

安齋

必ずしも面接対応のプロに相談するのが良いとも限りません!

1:自宅で練習する

よくある質問を参考に、実際に聞かれた場合、どう答えるのか練習します。

ランダムで質問できるように、単語帳などを使用してシャッフルすると便利です。Webで公開されている、自主練習用の動画なども活用してみましょう。

費用がかからない、いつでも練習できる、という点が自宅練習のメリットです。

一方で、緊張感をもてない、面接の雰囲気を感じられない、受け答えが合っているのか分からない、というデメリットもあります。

2:家族や知人に質問してもらう

面接の雰囲気に近づけるために、家族や知り合いに質問をしてもらうと、本番に近い練習になります。聞き取りづらい部分、気になった部分をアドバイスしてもらうと、より質を高められるでしょう。

相手は面接のプロではないため、一般目線での意見しか得られない、というデメリットがあります。

3:面接対応のプロに相談する

模擬面接を実施しているスクールを利用すると、プロ目線でのアドバイスが受けられます。公務試験全般のスクール、警視庁採用試験に特化したスクールがあるため、警視庁向けのサービスを選ぶのがおすすめです。

警視庁採用試験に合格するために、どのような受け答えが必要なのか、直す部分はどこか、具体的に教えて貰えるため、合格に近づけます。

最低でも週2~3回の模擬面接を行う

警視庁の面接でおすすめの対策法として、最低でも週2〜3回の模擬面接を行うことが挙げられます。なぜなら、警視庁の面接では質問に対する内容だけでなく、話し方や間の取り方、表情、姿勢といった「非言語的な要素」も重視されるからです。

これらの要素は、実際の面接や模擬面接でしか得られない経験であり、模擬面接ができるかどうかが他の受験者との差に繋がります。

模擬面接で得られる効果としては、以下のようなものが挙げられます。

模擬面接で得られる効果
  • 緊張感のある場面でも落ち着いて話せるようになる
  • 自分のクセ(早口、貧乏ゆすり、目線の泳ぎなど)に気付ける
  • フィードバックを受けて回答をブラッシュアップできる
  • 実際の面接の流れや雰囲気に慣れておける

模擬面接は、第三者に依頼し、客観的な意見をもらうのが効果的です。難しい場合は、面接の様子を録画して見返すのも、改善点を見つけるのに役立ちます。

安齋

「本番と同じ緊張感の中で練習を積めるか」が合否を分ける大きな要因になります!

警視庁の面接試験に関するよくある質問

警察 Q&A

警視庁の面接試験に関するよくある質問を以下にまとめたので、参考にしてください。

警視庁の面接で言ってはいけないことはある?

はい、あります。特に注意すべきなのは「警察官としての自覚や使命感を疑われるような発言」です。例えば「楽そうだから」や「安定していそうだから」など、職業の本質や社会的責任を軽視するような理由はマイナス評価に繋がるため注意しましょう。

警視庁の面接試験における合格フラグはある?

明確な「合格フラグ」は存在しません。しかし、以下のような状況では評価されている可能性が高いサインです。

面接で評価されている可能性が高いサイン
  • 面接官が深掘りして質問をしてくる
  • 面接の時間が予定よりも長い
  • 「警視庁に向いている」のようにポジティブな言葉が出る

ただし、どれも確定的なものではありません。そのため、最後まで気を抜かず対応することが大切です。

面接でボロボロでも受かることはある?

はい、十分にあり得ます。受験者の中には、緊張して言葉が詰まってしまったり、うまく答えられなかったりすることもあります。ただ、一生懸命に伝えようとする姿や真剣に取り組む姿は評価されているため、自分がボロボロだと思っていても諦めないことが大切です。

面接に受かる人の特徴は?

面接で受かる人の特徴としては、以下のような共通点があります。

面接で受かる人の特徴
  • 志望動機が具体的で、自分の言葉で伝えている
  • 話し方や面接のマナーなど非言語的な印象が良い
  • ミスをしても落ち着いてリカバリーできる柔軟性がある
  • 誠実で嘘をつかない、真面目な姿勢が一貫している

一言で言えば「警察官として信頼できそうな人」は面接に受かりやすいです。自分の性格や経験を通して、警察官として活躍できる理由を伝えましょう。

警視庁の面接が不安なら「警志塾」で対策しよう

警視庁の面接では、質問と回答を考えるだけでなく、非言語的な対策も必要です。ただ、非言語的な対策は知っているのとできるのとでは大きな違いがあります。

また、独学では模擬面接もできないため、模擬面接を繰り返し行っている受験者に差を付けられてしまうでしょう。

警視庁の面接試験に少しでも不安を抱えている方は警志塾で対策するのがおすすめです。警志塾は、警視庁の警察官採用試験合格を目指す予備校であり、警視庁OBの方などが講師を努めています。

また、公式LINEを追加することで面接質問集や期間限定クーポンも受け取れるため、気になる方は一度追加してみることをおすすめします。

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安齋

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