警察官に向いている人とは? 5つの特徴や合格に有利なスキルを警視庁OBが解説

警察官に向いている人とは? 5つの特徴や合格に有利なスキルを警視庁OBが解説

警察官になりたいと思いながらも、 「向いている人はどんな人なのか」「自分に適性があるのか」と悩む方も多いのではないでしょうか。

警察官の仕事は、体力や正義感だけで務まるものではありません。 

冷静な判断力、規律を守る姿勢、チームワークなど、さまざまな資質が求められます。

そこで本記事では警察官に向いている人の特徴を中心に、警察官の主な職種と仕事内容、やりがい、警察官を目指すときに有利なスキルまで詳しく解説します。

警察官を目指している方、合格をつかみ取りたいという方はぜひ参考にしてください。

安齋

オンライン×最短で警視庁の警察官採用試験合格を目指せる「警志塾」を運営している安齋が解説します!

目次

警察官に向いている人の5つの特徴

警察官に向いている人として、以下の5つの特徴が挙げられます。

警察官に向いている人の5つの特徴
  • 正義感・責任感が強い人
  • 体力に自信がある人
  • 冷静な判断力がある人
  • 規律を重んじてチームワークができる人
  • 土日休みでなくても耐えられる人

現時点で全てを備えている必要はありません

これから身につけられるものや、志望動機や自己PRを作る際に過去を振り返ることで再発見できることもあります。

警察官に求められる人物像への理解を深めながら、進めていきましょう。

正義感・責任感が強い人

警察官は、法律に基づいて人や社会を守るため、自分の利益よりも「正しいこと」「公平であること」を優先できる正義感と責任感が求められます。

時には自らの危険を顧みず、市民を守るために行動することも必要です。

だからこそ、「自分の行動に責任を持てる人」「人から信頼される行動を意識できる人」が警察官に向いていると言えます。

安齋

警察官を志す人にとって正義感はもちろん大事ですが、以下に挙げる他の能力とのバランスも重要です。

体力に自信がある人

警察官の仕事には、立ちっぱなしの警戒勤務や長時間の捜索活動、夜勤など、体力を要する場面が数多くあります。

採用試験でも体力検査が実施されるため、スポーツ経験や、日常的に運動習慣があって体を鍛えている人は有利となります。

必ずしも運動部出身である必要はありませんが、「体を動かすことが苦にならない」という点は適性のひとつです。

冷静な判断力がある人

警察官は、事件・事故・トラブルの最前線が仕事場となり、事件の緊急配備時には、一刻を争うなかで正確な仕事や状況判断が求められます

トラブル対応などで感情的な相手に対して、自分が落ち着きを失って声を荒げたり、焦ったりすると、状況を悪化させてしまうこともあります。

そのため、どのような場面でも落ち着いて状況を把握し、冷静に判断する力が必要です。

プレッシャーのかかる場面でも感情をコントロールし、最善の行動を選べる人は、警察官としても高く評価されます。

安齋

仕事に慣れない間は慌ててしまうこともあります。経験を積んで冷静さを磨いていくこともできますよ!

規律を重んじてチームワークができる人

警察は、上下関係と規律のもと、多くの人が関わりながら動く組織です。

基本的にはトップダウンの指揮命令系統で動いており、上司の指示に基づいて統率が取れた仕事を目指します。

自己中心的な行動は許されず、常に報告・連絡・相談を行いながらチームで動くため、ルールを守り、周囲と力を合わせる協調性は欠かせません。

「チームの一員として動くことが苦にならない人」「指示を素直に受け止められる人」は、警察官に向いています。

土日休みでなくても耐えられる人

警察官の勤務は、3交代制または4交代制のシフトを採用することで、24時間365日、市民の暮らしを守る体制を整えています。

3交代制の場合、当番日・非番・週休日のサイクルとなり、当番日は休憩や仮眠を挟みながら24時間勤務します。

カレンダー通りではなく、土日祝日や年末年始にも勤務があり、生活リズムが不規則になることも珍しくありません。

警察官になる上では、土日に休めないこともある、柔軟な勤務が求められる点は理解しておいた方が良いです。

安齋

交代勤務は平日休みがあり、土日だと混んでいる場所や店が空いているなど、メリットもありますよ!

警察官の主な職種と仕事内容

警察官の仕事は犯罪者の確保から交通事故の防止まで多岐に渡ります。

警察官の主な職種
  • 地域警察(交番勤務・パトロール)
  • 刑事警察(事件捜査)
  • 生活安全警察(防犯・経済事犯)
  • 交通警察(交通整理・事故捜査)
  • 警備警察(要人警護・災害対応)

ここからは、警察官の主な職種と仕事内容について解説します。

実際は他の仕事もありますが、代表的なものを知ることで自分がやりたい仕事のイメージを膨らませてください。

地域警察(交番勤務・パトロール)

地域警察は、交番勤務やパトロールを通じて地域の安全を守る仕事です。

道案内、落とし物対応、巡回連絡、軽微な事件やトラブルへの対応など、住民と直接関わる機会が多いのが特徴です。

地域警察の担当課や係、仕事内容を例示します。

担当課・係の名称主な仕事内容
交番係交番での来訪者対応、道案内、落とし物・遺失物の受付、地域住民からの相談対応を行う
駐在所勤務員郊外や地方で1人または少人数で勤務し、地域密着型の警察活動や巡回連絡を行う
自動車警ら隊パトカーで管内を巡回し、犯罪の予防、職務質問、事件・事故への初動対応を行う
地域安全活動係自治体や町内会と連携し、防犯パトロールや地域安全活動の企画・支援を行う
参考:警察のしくみ|警察庁Webサイト

警察官としての基礎を身につける部署であり、「街の安心を支えている」という実感を得やすい仕事です。

安齋

地域警察は市民との距離が近く、私たちが普段目にする機会も多い仕事ですね!

刑事警察(事件捜査)

刑事警察は、殺人・窃盗・詐欺などの事件を担当し、捜査を行います。

聞き込みや取り調べ、犯人の特定など、事件解決に向けた専門的な業務が中心です。

刑事警察の担当課や係、仕事内容を例示します。

担当課・係の名称主な仕事内容
捜査第一課殺人や強盗などの強行犯事件を中心に、広域・重要事件を扱う
捜査第二課知能犯や贈収賄事件、経済犯罪を中心に捜査する
鑑識係主に現場で指紋・足跡・DNAなどの証拠採取・鑑定を行い、科学的に事件を立証する
科学捜査研究所(科捜研)鑑定・分析の専門部署。血液型、DNA、薬物、画像解析などを担当する
参考:警察のしくみ|警察庁Webサイト

ドラマや映画などで題材となることもあり、捜査一課は警察の「花形部署」とも言えますが、華やかさの一方で地道な証拠集めなど忍耐強さも求められます。

責任が重く、精神的な負担も大きいですが、その分やりがいも大きい職種です。

安齋

地域警察で経験を積んだ後に刑事課に配属されるケースが多いです。

生活安全警察(防犯・経済事犯)

生活安全警察は、防犯活動や少年非行、風俗・サイバー犯罪など、市民の生活に身近な犯罪を担当します。

犯罪を未然に防ぐことを目的とし、相談対応や指導、被害者保護といった業務が中心です。

生活安全警察の担当課や係、仕事内容を例示します。

担当課・係の名称主な仕事内容
生活安全課生活安全警察全体の統括。防犯対策の企画立案や関係機関との調整を行う
少年課非行少年の補導・指導、再非行防止活動、学校・家庭・児童相談所との連携を行う
サイバー犯罪対策係不正アクセス、ネット詐欺、SNS犯罪などサイバー犯罪の捜査を担当する
経済事犯担当係悪質商法、詐欺的商法、知的財産侵害などの経済犯罪に対応する
参考:警察のしくみ|警察庁Webサイト

事件発生後の捜査だけでなく、被害を防ぐための啓発活動や支援業務が多いのが特徴です。

市民と直接向き合う場面が多く、時には被害者に寄り添う姿勢も重要で、人の役に立っている実感を得やすい職種です。

安齋

市民の日常の困りごとに対応し、直接「ありがとう」を言われる機会があるのは生活安全警察の魅力です。

交通警察(交通整理・事故捜査)

交通警察は、交通事故の防止や交通秩序の維持を目的とし、道路上の安全を守る仕事を担当します。

交通違反の取締りや事故処理、交通整理など、日常生活に直結する業務が中心です。

交通警察の担当課や係、仕事内容を例示します。

担当課・係の名称主な仕事内容
交通課交通警察全体の統括。交通安全対策の企画立案や関係機関との調整を行う
交通事故捜査係交通事故の原因調査、実況見分、関係者の事情聴取を行う
白バイ隊白バイによるパトロールや違反車両の追跡、要人警護の先導などを行う
運転免許係運転免許の交付・更新・取消し、講習の実施を担当する
参考:警察のしくみ|警察庁Webサイト

交通警察は街中で目にする機会が多く、市民にとって最も身近な活動の一つです。

高速道路など危険な現場対応もありますが、事故を未然に防ぐことで人命を守る重要な任務がある職種です。

安齋

交通警察の中でも白バイ隊は憧れる人も多く、花形ポジションと言えます。

警備警察(要人警護・災害対応)

警備警察は、要人警護や大規模災害、テロ対策など、国家や社会の安全を守る仕事を担当します。

大規模イベントや緊急事態に備え、常に高い緊張感の中で任務にあたります。

警備警察の担当課や係、仕事内容を例示します。

担当課・係の名称主な仕事内容
警備第一課要人警護、国賓・重要人物の警護、警護計画の作成を担当する
警備第二課テロ・ゲリラ・スパイ対策、重要施設の警戒警備を担当する
機動隊大規模災害派遣、雑踏警備、暴動・大規模事案への対応を行う
災害警備担当地震・水害などの災害時に出動し、救助活動や警戒活動を行う
参考:警察のしくみ|警察庁Webサイト

目立たない場面で活動することがある一方で、社会の安全を陰から支える存在です。

緊急性や緊張感が高い現場で仕事をすることもあり、体力的・精神的な負担はありますが、使命感と誇りを強く感じられる職種です。

安齋

SP(Security Police)を知っている方は多いと思います。警備警察として経験を積んだ人がなれる専門職です。

警察官の仕事で感じられるやりがい

警察官の仕事は決して楽なものではありませんが、ほかの仕事では得がたい大きなやりがいを感じられる職業です。

ここからは、警察官として働く中で多くの人が実感する代表的なやりがいを紹介します。

社会や人の役に立っている実感を得られる

警察官は、事件や事故への対応、防犯活動を通じて、誰かの役に立っていることを実感できる場面が多くあります。

市民の暮らしを守り、困っている人を助けた時には感謝の言葉を直接かけられることもあり、「この仕事をしていて良かった」と感じられるはずです。

自分自身の成長を感じられる

警察官として仕事をしていく中で、法律の知識や体力、判断力やコミュニケーション能力など、様々なスキルが身について自分自身の成長を感じられる場面があります。

たくさんの現場や事件、市民への対応を経験することで、自然と対応力や精神力が鍛えられていきます

時には困難な状況に直面することもありますが、難しい仕事をやり遂げた時は、自分の成長を実感できるのも大きな魅力です。

チームで困難を乗り越えた達成感がある

警察の仕事は、1人では解決できない事件や問題も同僚と連携し、緊迫した現場や困難な任務をうまく遂行できた時に達成感があります。

警察という組織の一員として、社会に貢献している誇りを感じられ、仲間との信頼関係が深まる点も、警察官ならではのやりがいです。

安齋

チームで達成した仕事がニュースで取り上げられることもありますよ!

警察官を目指すときにあると有利なスキル

警察官になるために、特別な資格が必須というわけではありません。

それでも、採用試験や実際の業務において、持っていると有利に働くスキルがいくつかあります。

警察官を目指すときにあると有利なスキル
  • 柔道や剣道などの武道やスポーツの経験
  • パソコンスキルや事務処理能力
  • 周囲と協力するコミュニケーション能力
  • 英語や中国語などの語学力

ここからは、警察官を目指すうえで役立つ代表的なスキルを紹介します。

柔道や剣道などの武道やスポーツの経験

警察官の仕事は体力や瞬発力が求められる場面が多く、犯人を安全かつ効果的に制圧するため、柔道・剣道・空手・合気道などの技術を組み合わせた独自の「逮捕術」の訓練をしています

また、スポーツ経験がある人は継続的な練習に慣れており、警察学校での厳しい訓練にも適応しやすい傾向があります。

パソコンスキルや事務処理能力

警察官にとって、現場対応だけでなく、報告書や書類作成も重要な業務の一つです。

特に書類作成は引き継ぎや事件事故の捜査書類などで求められる場面が多く、基本的なパソコン操作や文書作成能力があると、日常業務をスムーズに進められます。

IT関連の知識があれば、サイバー犯罪対応やスマートフォンの解析といった任務を担当できる可能性もあります。

正確かつ迅速に事務処理ができることは、周囲からの信頼にもつながるはずです。

安齋

情報処理技術者やITパスポートなどのIT関連資格は、客観的なスキルとしてアピールできますよ!

周囲と協力するコミュニケーション能力

警察の仕事は常にチームで行動するため、上司や同僚との連携はもちろん、報告・連絡・相談がしっかりできることが基本です。

市民や関係機関との円滑なやり取りも欠かせません。

そして、対応する相手は子どもからお年寄りまで幅広い年代となります。

相手の話をしっかり聞き、状況に応じた対応ができるコミュニケーション能力は、警察官として非常に重要なスキルです。

英語や中国語などの語学力

外国人観光客や在留外国人の増加により、警察官に語学力が求められる場面が増えています。

高度な語学力があれば国際的な事件に関わる可能性があり、英語や中国語などの語学力があると業務の幅が広がり、活躍できる場面も多くなります。

もちろん日本人に対応するケースの方が多いので語学力は必須ではありませんが、持っていれば大きな強みになるスキルです。

安齋

TOEICのスコアや語学検定の級があると実力を伝えやすいです!

警察官を目指すなら「警志塾」で学ぶのが近道

警察官は、社会や人の役に立つ魅力的な職種です。

しかし、誰でもすぐになれるというわけではなく難易度が高い「警察官採用試験」に合格しなければなりません。

警察官採用試験は、筆記試験・体力検査・面接試験など対策範囲が広く、独学では不安を感じる人も少なくないです。

だからこそ、採用試験の合格を目指す方は警志塾」で対策をするのがおすすめです。

警志塾は、警視庁をメインに警察官採用試験合格を目指す予備校で、警視庁OBが講師を務めています。

志望動機の作成や筆記試験対策、オンライン模擬面接なども行っており、効果的に対策することができます。

安齋

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